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【音源解説】ベースのイコライザー(EQ)の使い方&設定〜セッティング例を紹介♪〜

楽器・機材
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※English article here→EQ for bass

タッくん
タッくん

今日は「イコライザー(EQ)使い方おすすめのセッティング」を紹介しよう♪

へいじ
へいじ

イコライザーをどうやって使えば良いかがわかるね♪

今回は「おすすめのイコライザー(EQ)セッティング」をご紹介します。

アンプについているイコライザー細かい音作りが可能になります
おすすめのセッティングを紹介しているので、音作りに役立ててくださいね!

今回のポイント
イコライザーって何?
イコライザーでもっと細かい音作りをしたい
イコライザーで音はどう変わる?(音源を視聴♪)
おすすめセッティングの紹介

※アンプで実践した音作りはこちらの記事で→アンプの使い方と音作り・演奏音源♪

見たいところへGO♪
(タイトルクリックでスキップ)
タイトル内容
イコライザーとは?役割/種類
ブースト&カットについて
MID FREQ(ミッドフリーケンシー)
アンプのイコライザーアンプについているイコライザー
イコライザーの周波数周波数(数字)の意味
Hz(ヘルツ)について
イコライザーの使い方低音域〜高音域を調整
かかり具合をチェック
イコライザーの設定/おすすめセッティングセッティング用語
おすすめのセッティング例
奏法
イコライザーの間違った使い方こんな使い方はNG

最後に筆者が使うペダルタイプのイコライザーも紹介しているので、参考までにチェックしてみてください♪

それでは今日も行ってらっしゃい♪

ベースのイコライザーとは?

まずは簡単に「イコライザー」について解説します。

イコライザーの役割
ブースト/カット
イコライザーのタイプ
MID FREQ(ミッドフリーケンシー)

①イコライザーの役割

イコライザー(Equalizer)】
EQ(イーキュー)」と表記されることもあります。

イコライザーの役割
・足りない周波数(高音域・中音域・低音域)を上げる
・出過ぎた周波数(高音域・中音域・低音域)を下げる

Equalizing(イコライジング)均一にする・同等にする

音質の補正」に使われます。

タッくん
タッくん

低音域が出過ぎると、音がボワボワして聴き取りにくくなる

へいじ
へいじ

逆に高音域が出過ぎると、キンキンして耳に痛い音がするね。。
あれは勘弁してほしい⤵︎

注:「補正したい音」があるから使うわけで、闇雲に「EQを上げればいい」はNG!

②ブースト・カット/上げる・下げる

音楽で使う用語に「ブースト(boost)」「カット(cut)」という言葉があります。

これは「ツマミを上げる・下げる」の意味です。

・ブースト=ツマミを上げる
・カット=ツマミを下げる

タッくん
タッくん

ブーストと聞くと「ツマミを全開にすること」と思う人がいるんだけど、、
ほどよいバランスで上げ下げ」してね♪

へいじ
へいじ

もちろん、「全開の音を狙ってセッティングする」なら良いんだけど、、
まぁ、、やらないかな〜〜(笑)

③イコライザーのタイプ

イコライザーの種類はいくつかありますが、特に知っておきたい2つを紹介します。

グラッフィックイコライザー

グラフィックイコライザー(Graphic Equalizer)】
※「グライコ」と略される

[グライコの機能]
スライダー(フェーダー)を上下に上げ下げして使う
幅広い音域を調整することができる
4バンド〜10バンド以上のものまである
メーカーによって設定されている周波数が違う
おすすめのグラフィックイコライザーはこちらの記事で→ベース用グラフィックイコライザーの紹介♪

パラメトリックイコライザー

パラメトリックイコライザー(Parametric Equalizer)】
※「パライコ」と略される

[パライコの機能]
周波数を選んで調整する
周波数帯域の幅(Q)をコントロールできる

こう書くと少し難しそうですね。。

簡単にいうと、
自分で決めた低音域・中音域・高音域あたりを上げるor下げる。
(その他微調整もできる)

というのが、パラメトリックイコライザーです。

へいじ
へいじ

個人的にはグラフィックイコライザーが使いやすいかな。

タッくん
タッくん

グラフィックEQの方が視覚的に上げ下げが見やすいね♪

アクティブベースのイコライザー

ベース本体にイコライザーがついている場合もあります。

アクティブタイプのベース」です♪

へいじ
へいじ


ベースのイコライザーで音の調整ができるんだ♪

イコライザーがついていないタイプは「パッシブベース」と言います。

アクティブタイプとパッシブタイプについて詳しくはこちらの記事で紹介→パッシブとアクティブの違いを解説♪

④MID FREQ(ミッドフリーケンシー)

MID FREQ」というツマミがあるのを見たことはあるでしょうか?

これは中音域の周波数を選ぶことができるツマミです。
下のアンプだと「100Hz~1KHz」まで選択できます。

ゆいまる
ゆいまる

MID FREQ”は”MIDDLEのツマミ”とセットで使うんだ♪

・MID FREQのツマミで周波数を選ぶ
・MIDDLEのツマミを上げるor下げる

へいじ
へいじ

MIDDLEを上げめにして音の変化をしっかり聴いて調整しよう♪

好みの周波数を見つけてプッシュしてください!
MID FREQUENCYはアンペグのアンプで実践してみましょう→アンペグSVT3PROの使い方とセッティング♪

ベースアンプに付いているイコライザーは?

アンプには、先に紹介した「グライコorパライコ」のどちらかがセッティングしてあります。

写真で確認しましょう♪


スライド式(フェーダー)がついているか?ダイヤル式のツマミがついているか?」で種類が分かります。

へいじ
へいじ

[スライド式]は上下に上げ下げして調整
[ダイヤル式]は、
時計周りが上がって
反時計周りが下がる

●アンプのパラメトリックイコライザー

パラメトリックイコライザーの機能として

周波数を選んで、その幅を調節して上げ下げできる」ことがメリットですが、
アンプに付いているパライコはあらかじめ周波数が決められているものが多いです。

「簡易パライコ?」ですね。


もちろん「細かい調整ができるアンプ」もあります。

タッくん
タッくん

使うアンプに好みの”周波数”が付いているかもポイントだね!

おすすめアンプの紹介はコチラの記事で→小型アンプの紹介♪

ベースイコライザーの周波数

へいじ
へいじ

”周波数”についても触れておこう!
↓↓↓

イコライザーを使う上では「周波数の知識」もあったほうが良いです。

周波数は「音の高い音域、低い音域のこと

タッくん
タッくん


説明が簡単すぎるね(笑)

周波数
1秒間に打つ振動の数。単位はヘルツ(Hz)

音は空気の振動」だから、この波の振動数が音の周波数
例えば、1秒間で60回波を打つ音は“60ヘルツ(Hz)”という単位で表す。

この数字が大きくなるほど高い周波数になり「高い音」として聴こえる。

タッくん
タッくん

人間の耳で聴き取れる周波数は、
20Hzから20,000Hzくらい。

へいじ
へいじ

イコライザーに表示してある数字が周波数

2KHzは2000Hz・4.5KHzは4500Hzです。
「K」は「1000」の意味。

ベースのイコライザー~使い方~

ではここで、実際に「イコライザーをかけると音がどう変化するか」を聴いてみましょう♪

ベースで弾いた原音に、DAW(レコーディングソフト)上でイコライザーをかける
音の変化を知りたい」ので、イコライザーのかかりをあえて大きくする
注:実際はここまでイコライザーはかけることはない

へいじ
へいじ

さっき「全開で使わない」って言ったけど、
今だけ全開(笑)

低音域(90Hz)を上げ下げ
中音域(500Hz)を持ち上げ下げ
高音域(4KHz)を持ち上げ下げ
※使用するベースは「ジャズベース

それぞれを演奏音源でチェックしましょう♪

①低音域を持ち上げる&下げる

演奏した原音の後に、低音域(90Hz)を上げて演奏

演奏した原音の後に、低音域(90Hz)を下げて演奏
↓l

低音域を上げる効果
ピック弾きの骨太サウンド
プレシジョンベースなどの低音をさらに持ち上げる効果
エフェクターの音やせ補正
サンズアンプなどの歪みエフェクターとセットで使うこともある
ピックの種類により多少音の違いは出る

②中音域を持ち上げる&下げる

演奏した原音の後に、中音域(500Hz)を上げて演奏

演奏した原音の後に、中音域(500Hz)を下げて演奏

中音域を上げる効果
指弾きの抜け
音色を柔らかくこもらせる
ビブラート奏法スライド奏法など、なめらかなサウンドにも有効

③高音域を持ち上げる&下げる

演奏した原音の後に、高音域(4KHz)を上げて演奏

演奏した原音の後に、高音域(4KHz)を下げて演奏

高音域を上げる効果
ピック弾きのアタックを強調
スラップのプルを強調
ハンマリングプリングチョーキング(ベンド)などの音も強調される
※逆に高音域を下げて柔らかい音色を作ることもある
※下げることでフラットワウンド弦ハーフラウンド弦のニュアンスが出せる


以上のように、イコライザーをかけることで低音域から高音域まで変化します。

ベースのイコライザーおすすめ設定

イコライザーの機能を見てきましたが、「どんな設定をすればいいのか?」

おすすめセッティング紹介します。

イコライザーのセッティングは”スライド式”と”ダイヤル式”の両方を紹介しています。

アンプによりツマミの数が少ない場合もありますが「ツマミをどう動かすか?」を見ていきましょう♪

設定一覧
(設定クリックでスキップ♪)
設定調整する周波数奏法
ツマミのメモリについて//////
①フラットなし・指弾き
・ピック弾き
・スラップ
②音を太くするBASS
LOW-MID
TREBLE
・指弾き
・ピック弾き
・スラップ
③丸い音BASS
LOW-MID
TREBLE
・指弾き
④硬い音TREBLE
HI-MID
・指弾き
・ピック弾き
⑤ドンシャリTREBLE
BASS
MIDLLE
・ピック弾き
・スラップ
⑥音抜けをよくするMIDLLE
BASS
・指弾き
・ピック弾き
番外編
「結局、バンドに合う?」
//////

※この音作りはこちらの記事でも実践しています→ベースの音作りドンシャリ・バキバキ・ゴリゴリ♪

○ツマミのメモリについて

雑誌などで”ダイヤル式のメモリ”を合わせるときに「12時」とか「14時」という解説がされています。

これは一体、何の数字?

この数字は「時計の針に見立てた数字」になっています。

へいじ
へいじ

イコライザーの場合「12時」がフラットで上げ下げされていない状態のことね。
7時~11時の方向がカット
13時~17時くらいがブースト

エフェクターは、7時くらいがフラットの状態という場合があります。

①フラット

フラット=平ら」という意味。
イコライザーを上げ下げしない状態のことを「フラットの状態」言います。

スライド式はツマミが横一列になった状態
ダイヤル式は12時の状態

タッくん
タッくん

この状態で音が良ければ動かす必要はないよ♪
プロのイコライザーは意外と動かしてないことが多い。

フラットの状態で音を確認
弱い部分や聴こえにくい部分を探す
音に問題なければこの状態で演奏♪

ここから「足りない部分」や「出過ぎた部分」を調整していきます。

②音を太くする

[こんなときにオススメ♪]
バンドのボトムを支える
重低音サウンドを作る
フラットの状態で音が痩せている
パワー感のある音にしたい

[調整する周波数]
・BASS:ブースト/2時
・LOW-MID:ブースト/2時
・40Hz~120Hz:ブースト

タッくん
タッくん

BASSは上げすぎるとモワモワで聴こえなくなるから注意ね!

[裏技セッティング]
高音域をしぼって中低域を残す
TREBLE, PRESENCEをカット
2k,4k,8kあたりをカット/10~11時

これは結果として「低音域が残った音」になるわけです。

へいじ
へいじ

イコライザーは上げるだけじゃなくカットすることも手法として知っておけば便利♪

③丸い音

[こんなときにオススメ♪]
バラード系の曲
柔らかいサウンドにしたい
指弾き

[調整する周波数]
・LOW-MID:ブースト/1~2時
・MID:ブースト/1~2時
・250Hz~500Hzをブースト

[裏技セッティング]
ベース本体のトーンを絞る
ネック付近で弾く

へいじ
へいじ

ジャズベースプレシジョンベースにはトーンのツマミがあるから、調整してみてね!

※ジャズベとプレベの記事も参考にしてください。
ジャズベースの紹介♪
プレシジョンベースの紹介♪

④硬い音

[こんなときにオススメ♪]
輪郭をはっきりさせたい
スラップのプルを強調
指弾きやピック弾きのアタックを強調

[調整する周波数]
・TREBLEPRESENCEを上げる:1~2時
・2kHz~4kHz:ブースト
上げ過ぎは耳に痛い音になるので注意!

タッくん
タッくん

音の硬さ調整には2kHzをよく動かすよ♪
8kHz以上ついてるアンプもあるけどあまり変化はない気がする。

[裏技セッティング]
ブリッジorリアピックアップ付近で弾く
ピック弾きをする

へいじ
へいじ

音色は弦を弾くポジションで変わる
ブリッジ側:硬い, 明るい音
ネック側:柔らかい, 丸い音

「イコライザーは弾くポジション」というベーシストもいます。

タッくん
タッくん

あと、ピックを使えば自然と硬い音になるよ♪
セッティングは”フラット”でOK!

⑤ドンシャリ

[こんなときにオススメ♪]
スラップでバキバキしたい
アタック感と低音感を強める
ミクスチャーロック系やフュージョン系の音作り
マーカスミラー系のスラップ

[調整する周波数]
・低域高域を上げる
・BASSTREBLEPRESENCEを上げる/1~2時
・60~120Hzあたりをブースト
・2k~4kあたりをブースト

タッくん
タッくん

TREBLEとPRESENCEの両方あげる必要はないよ。
”HIGHとHIGH-MID”や”LOWとLOW-MID”も同じく。

[裏技セッティング]
・MID(中音域)を下げる/2時
・500Hz, 250KHzあたりを下げる
・LOW-MIDは”音やせ”したら下げない
・MIDゼロミクスチャーロック系の音も作れる

へいじ
へいじ

KORNのベーシスト”フィールディー”はMIDがゼロシャリシャリサウンドで演奏してるね♪

⑥音抜けをよくする

[こんなときにオススメ♪]
バンドに埋もれない音を作る
真のあるいい音
低音を制したいとき

[調整する周波数]
・MID:ブースト/1時
・LOW-MID:ブースト/1時
・250k,500kあたりを上げる
※筆者は250kを上げるのが好みです♪

[裏技セッティング]
LOW(30Hz)を下げるセッティングでこもる部分を排除

タッくん
タッくん

「上げる」だけがセッティングではないので、
LOWを下げてこもった部分をなくす
HIGHを下げて硬い部分をなくす
といったことも試してみてね♪

番外編:結局はバンドサウンドに合うか?

イコライザーをかけるポイント

単に「イコライザーをかけたい」ではなく

「バンドサウンドのこの音域が足りない/ 出過ぎている」という理由でイコライジングすることが大事です。

タッくん
タッくん

音を補正してバンドサウンドに合わせた音作りをするんだ♪

へいじ
へいじ

最後は「バンドに合うか」が大事だよね!

タッくん
タッくん

低音域を上げた音が好みでも、バンドにはうまくハマらないこともあるからね。

最初は「低音がゴワゴワしてうるさくない?」って言われながら、失敗して学んでいきましょう!

筆者も日々研究しています。

「自分の出したい音」と「バンドに合う音」は違うこともある

このバランスがむずかしい〜。。

ベースイコライザーの使い方の間違い/注意点

スタジオ練習や軽音部で「イコライザーの間違った使い方」をされている場面を見かけます。

「そのセッティングは何を目的にしたの?」
という疑問がいくつか。。

間違い1
間違い2
間違い3
アンプで実践する
プリアンプで実践する

●間違い①イコライザーは全部上げる・下げる!?

「ツマミは全部上げる」って先輩に教えられて、、

その根拠は?

って、、「低音域を上げたい時は全開にする」って言われたらしい。。

もちろん、その音を狙ってのセッティングなら問題ないです。

が、、「調整する時は毎回、全開」ってのは、違います

●間違い②高音域が出過ぎているから低音域を上げる!?

こちらの間違いも過去にありました。

「高音域がキンキン耳に痛いから、逆の低音域を上げた」ということだけど、、

う〜ん、理屈としてはアリかもしれないが、、

そういう場合は「高音域(TREBLE)を下げる方がいい」と思います。

低音域を上げても「耳に痛い高音域はなくなってない」ですからね。

タッくん
タッくん

この場合は、耳に痛い音の根本が解決していないってことだね。

へいじ
へいじ

耳に痛い音の対処は、
ベース本体の「トーンボリュームを下げる」ということでも対処できるよ♪


この他ピック弾き」で高音域が目立つ音になりやすいです。

対応として、

奏法を指弾きに変える
ピックの種類を変える

こうすることで高音域の出方は変わります。
おすすめピックの紹介はコチラの記事で→ピックの選び方・おすすめ紹介

タッくん
タッくん

いくつかセッティングを見ていると、
「そのセッティングでは、バンドにうまく混ざらない」だろうな、、
って音が結構あるんだよね。。

へいじ
へいじ

最初はトライ&エラーを繰り返せば良いけど、
ただ「上げれば良い」って覚えてるなら、、それは違う!ってなる。

●間違い③音色を変えるエフェクターだと思ってる?

イコライザーを歪み系や空間系といった音を変化させるエフェクターと勘違いしている方がちらほらいます。

イコライザーはあくまで「音を補正する」だけです。
音色は変わりません。

その他コンプレッサーも音を補正するエフェクターの1つです。

自分で試行錯誤する中で、「微妙な音の変化」を身につけていきましょう!
失敗を繰り返すことで耳は鍛えられます!

はい、ここまでがイコライザーの知識と使い方の解説でした。

●アンプで実践する

これらのセッティングを実際のアンプで実践するのがイコライザーでの音作りの目標です。

別の記事を参考に実際にスタジオなどで音作りに挑戦してみてください♪

基本的な音作りはこちら→ベースアンプの使い方とセッティング♪
スタジオやライブハウスで人気のアンプはこちら→ハートキーHA3500アンプで音作り♪

タッくん
タッくん

まずは音をアンプの聴いてツマミを調整することに慣れていこう!

●プリアンプで実践する

アンプと同じ感覚ですが、”外付けプリアンプ”で応用も可能です。

こちらの記事でセッティング例を紹介しています。

[定番系]
サンズアンプの試奏レビュー
MXR M80 baas d.i.+の試奏レビュー
サンズアンプvs MXR M80
[モダン系]
ダークグラスB7K ULTRA V2の試奏レビュー
アギュラープリアンプTONE HAMMERの試奏レビュー
[ナチュラル系]
フィルジョーンズ PJB EP5の試奏レビュー
[おすすめまとめ記事]
おすすめプリアンプの紹介・試奏音源♪

へいじ
へいじ

プリアンプとアンプのセットでさらに作り込めるよ!

ベースのイコライザーはエフェクターの補助で必要♪

イコライザーの役目はベースの原音の補正のほかに、他のエフェクターを繋いだときの音質補正に必要です

ここでは「歪みエフェクターを繋いだとき」の音質補正をイコライザーでしてみます。

歪み系エフェクターについてはこちらの記事を参考にしてください→【演奏音源で選ぶ】ベース用オススメ“歪み系”エフェクターの紹介〜低音だって歪みたい〜

●歪ませた音の低音域を持ち上げる

音を歪ませると低音域が下がってしまうことがあります。

音やせ」と言われるもので、低音域がなくなるとベースは残念な音に、、

タッくん
タッくん

せっかくの歪んだ音も台無しになる。。

へいじ
へいじ

僕は歪みを使う時は、MXRのイコライザーとセットで音作りをしているよ♪

エフェクターを複数使う場合はパワーサプライでの電源供給がおすすめ!

MXRの歪みエフェクター「bass D.I +」で歪ませた音をMXRの10Band EQで補正します。
※他のエフェクターとつなぐときはパッチケーブルを用意

①イコライザーなしの音
②イコライザーありの音(125Hzと1KHzをブースト)

実際の音を聴いてみましょう♪

MXR BASS D.I.と MXR EQ/ イコライザーなし→イコライザーあり
タッくん
タッくん

イコライザーをかけると歪みと低音域の成分が前面に出てくるね!

へいじ
へいじ

こうやって音を補正すると、存在感のある音が出せる

今回使用したエフェクターは「MXR/ M80 BASS D.I.+

※技巧派ベーシストのIKUOが「歪み系&イコライザー」のセットで演奏している
IKUOはスラップ、3フィンガー、タッピング(ライトハンド)などのテクニックを駆使するベーシスト
ハムバッキングピックアップのベースは歪みと相性がいい

プレシジョンベースについてはこちらの記事を参考に→プレシジョン・ベースについて〜サウンドチェック!〜

おすすめイコライザー(EQ)の紹介〜まとめ〜

今回は「音質補正には欠かせないイコライザー」の紹介でした。

音質補正には「グラフィックイコライザー」
を使うことをオススメします。

・6〜10Bandという幅広い音域を補正できるところが魅力的!
視覚的な変化が分かりやすい

音質補正
125Hz/250Hzあたりでボトムの存在感
2KHz/4KHzあたりで高音域のキレ

上げすぎ・下げすぎ注意
EQで少し補正するだけで充分な効果が得られます。

低音域の上げすぎは音がぼやける
高音域の上げすぎは耳に痛い音になる
根拠なくツマミを回さない

バンドサウンド
バンドサウンドのどこに位置させるかがポイントです。

「いい音ができた」と思っても、バンドに混じると、、なんだか、、?

という音になることもあるので、バンドの中で経験を積んで音作りをしていって下さい。

いろいろ試す
とはいえ、EQの使い方はすぐにわかることではないです。
いろいろ試して

合わない音も含めて耳を鍛えて

また試して

また失敗しての繰り返しです。
トライ&エラーです!

初めは「合わない音を作ること」も大切です。
「間違いを一つ無くせる」ので。

つまりは、

上手くいく法則
失敗から学ぶ!
失敗したままにしない!

ということです。

これからも研究中が必要ですね♪


その他のエフェクターはコチラ

歪み系エフェクター
サンズアンプ
コンプレッサー
フランジャー
コーラス
オートワウ/エンベロープフィルター
シンセサイザー

イコライズ=均一にする

「自分の音」と「バンドの音」がイコールになるように。

自分の音が出過ぎてないか?
自分の音が引っ込みすぎてないか?

バンドとイコールに。

これは永遠のテーマ。


また会おう♪

著者
heymusic

【著者プロフィール】
和山へいじ 1984年 京都府出身
音楽家、画家。
演奏楽器:ベース、ギター、ウクレレ。
15歳から音楽活動を始め、22歳でヤマハ講師の資格を取得し後進の指導にあたる。
数々のレコーディングやアーティストのサポートなど活動は多岐にわたる。
2014年に自身のオリジナルアルバム”Heymusic&Associates”をリリース。
2018年には画家として個展を開く。

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