今日はステンレス弦の紹介をするよ♪
ステンレス製の特徴や音を知りたいね!
【この記事でわかること】
・ステンレス弦の特徴
・ニッケル弦との違い
・ステンレス弦の音(演奏音源あり♪)
・オススメのステンレス弦2選
今回は「ステンレス弦」の紹介です。
弦の素材には「ニッケル製」と「ステンレス製」があり、それぞれ違った特徴を持っています。
ニッケル弦との比較もしながら解説していきます。
その他オススメの弦はこちらの記事で紹介しています→【演奏音源で選ぶ】おすすめのベース弦の紹介〜音と写真でチェックしよう♪〜
・記事の前半でステンレス弦の知識
・記事の後半でステンレス弦とニッケル弦の音の比較を視聴♪
※今すぐオススメをみたい時はコチラ→ステンレス弦のオススメにスキップ♪
以上の内容で進めて参ります。
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ステンレス弦について
まずは、ステンレス製の弦について解説します。
①弦の素材
②パッケージの表示
③ニッケル弦との違い
④手触り
①素材について
【ベース弦の主な素材】
ベース弦は主に「ニッケル」と「ステンレス」という2つの素材があります。
この他に、コバルトやブラックナイロンもあるよ♪
【ステンレスは合金】
ステンレスは「鉄」と「クロム」という素材を合わせて作られる合金です。
(素材の強度を増すために合金にしている)
名前の通り「Stainless」→「Stain=汚れ」「Less=ない」
「汚れない弦」「サビにも強い弦」です。
【いろんな製品に使用されている】
非常に丈夫でいろんな製品に使われています。
↓
↑
ステンレス製の、、武器?防具?(笑)
↑
勇者は描きたかっただけ、、(笑)
ステンレスの表記(パッケージ)
弦を購入するときはパッケージの表記を覚えておきましょう。
「ニッケル」と間違えないように!
↓
パッケージには「Stainless Steel」「Stainless」と表記されています。
ニッケル製は「Nickel」「NICKEL」と表示されます。
ニッケル製とステンレス製の違い
2つの素材には音や手触りの違いがある!
↓
【ニッケル】
・ベースの弦で一番多く使われる素材
・買いたてのベースは、ほぼニッケル製が張ってある
・音はステンレス製より落ち着いたトーン
【ステンレス】
・「鉄」と「クロム」という素材を合わせた「合金」
・音はニッケルよりギラギラしたトーン
・手触りはザラザラ
(数ヶ月でザラザラ感はなくなる)
ニッケルとの一番の違いはギラギラした音色だね♪
ステンレス弦のザラザラした手触りを解消!
ステンレス弦の手触りはニッケル弦に比べるとザラザラします。
「このザラザラが弾きにくい!」って時は?
↓
その対処法に「指板潤滑剤」を使うと手触りがなめらかに♪
「スプレータイプの缶」が楽器屋さんに並んでいます。
・スムースフィンガー
・フィンガーイーズ
という名前で売られているので、ゲットしましょう!
↓
【使用上の注意】
・楽器に直接吹きかけないようにする
・クロスに吹きかけて弦に馴染ませる
・効果がずっと持続するものではなく、ザラつきが戻ればまた馴染ませる必要がある
僕は常にカバンに入れてるよ!
ステンレス弦に限らず、ニッケル弦でも手触りは滑らかになるね!
※手触りがツルツルのフラットワウンドやハーフラウンドという種類の弦もあります(ご参考までに)
さて、ここからおすすめのステンレス弦を紹介します。
↓↓↓
ステンレス弦おすすめ: DR(ディーアール)/ HI-BEAMS Round Core
「DR/ HI-BEAMS」
黒地に黄色で「DR」
このパッケージは印象的!
【特徴】
・ザラザラした手触り
・「ラウンドコア」という芯線が丸いタイプ
※ラウンドコアはテンション(弦のハリ)が少しゆるいので押さえやすい印象
・マーカスミラーのシグネイチャーモデルも発売されている
※ラウンドコアについてはこちらの記事で解説しています→ベース弦の構造と選び方〜イラストでチェック〜
それじゃぁ、DR弦の音を聞いてみよう♪
↓
DR/ HI-BEAMS演奏音源♪
●使用ベース:YAMAHA/ BB424
●ゲージ:45・65・85・105
●奏法:指弾き、ピック弾き、スラップ
アタックのゴリってした感じがいいね♪
指弾きもゴリッとしてるのは驚き!
あとは、弦のテンションはゆるくて押さえやすかった!
DR弦は、張ってから1年後も音はギラギラしてました!
※弦の劣化は使用頻度にもよるので注意
ステンレス弦おすすめ: Dunlop(ジムダンロップ)/ マーカスミラー Super Bright Bass Strings Set
【Dunlop(ジムダンロップ)/ Marcus Miller Super Bright Bass Strings Set】
【特徴】
・マーカスミラー監修の弦
・スラップサウンドはかなりブライト
・手触りはザラザラ
・高音域も低音域もしっかり出るドンシャリサウンド
この他のモデルで、ベーシスト「日向秀和(ひなっち)」さんのシグネイチャーモデルも発売されています。
こちらはニッケル製の弦。
↓
マーカスサウンドが聴けるかな?
気になる音は?
↓
Dunlop(ジムダンロップ)/ Marcus Miller Super Bright Bass Strings Set演奏音源♪
●使用ベース:YAMAHA/ BB424
●ゲージ:45・65・85・105
●奏法:指弾き、ピック弾き、スラップ
ギラギラトーンってのはこのこと!
ハリのあるスラップサウンドが作れる!
ダンロップの弦は「ヘックスコア」だからDR弦に比べるとハリが強いんだね♪
※ヘックスコア:芯線の部分が六角形の弦。
ヘックスコアについてはこちらの記事でも解説しています→ベース弦の構造と選び方〜イラストでチェック〜
ステンレス弦とニッケル弦を比較してみる
弦の素材で紹介した「ニッケル製の弦」
ベースの弦に使われる素材としては「ニッケル」の方が多いと思います。
では、このニッケルとステンレスの弦は音に違いがあるのでしょうか?
ニッケルとステンレスの音の比較をしてみよう♪
↓
先ほど紹介した「DR弦」「Dunlop弦」の音源と「ニッケル弦の音源」を3つ並べて聴き比べてみましょう♪
ニッケルの比較には「ダダリオ」の弦を使用します。
↓
「ダダリオ/ EXL165 NICKEL WOUND」
●素材:ニッケル
●ゲージ:45・65・85・105
3つのタイプを聴き比べてみて!
↓
①ダダリオ/ EXL165 NICKEL WOUND
②DR/ HI-BEAMS Round Core
③Dunlop/ Marcus Miller Super Bright Bass Strings Set
奏法は、
指弾き→ピック弾き→スラップ(チョッパー)→指弾きの順で演奏♪
ダダリオは、低音から高音まで安定して出る音♪
ニッケルの弦はオールマイティに対応できる感じだね!
【ニッケル】
・音域・・・低音域〜高音域まで安定
・手触り・・・ステンレスより滑らか
・おすすめ奏法・・・指弾き
・おすすめジャンル・・・ポップス、ジャズ、ラテン、ファンク、レゲエ
【ステンレス】
・音域・・・低音域と高音域が出るドンシャリ
・手触り・・・ザラザラした感触
・おすすめ奏法・・・スラップ、ピック弾き
・おすすめジャンル・・・ロック、スラップファンク、フュージョン
ドンシャリ感を強調したい時はステンレス弦だね♪
ニッケルとステンレスの弦を張ったベースを2本用意しよ!(笑)
ダダリオ弦の紹介はこちらの記事でもしています→【弦のサウンド試聴】ベース初心者におすすめ〜ダダリオ&アーニーボール〜
ベース用ステンレス弦の紹介〜まとめ〜
今回は「ステンレス製の弦」の紹介でした。
【ステンレス弦の特徴】
・手触りザラザラ
・スラップのバキバキしたサウンド
・指弾きでもゴリゴリする
・ブライトな音
・Dunlopはアーティストモデルもあり
ザラっとした手触りも数ヶ月でなくなるので、さほど問題ないです。
ザラつきが気になる時は「指板潤滑剤」の使用もありですね!
音に関しては、やはりスラップのバキバキしたサウンドが印象的!
低音域と高音域が出る「ドンシャリサウンドが欲しい時」はステンレス弦で決まりです!
【ニッケル弦との比較】
ニッケルの落ち着いたトーンを好むベーシストも多いですね。
やはり、ステンレス用のベースとニッケル用のベースを2本用意しておくべきでしょうか?(笑)
あとは、今回ご視聴いただいた音で好みの音があれば、ぜひステンレス弦をご自身のベースに張ってみてください!
筆者は「ステンレス用のベース」を1本持ってます(笑)
初めて使ったステンレス弦は「DR HI-BEAMS」でした。
マーカスミラーの音を探していた時期で、
使った瞬間「これだ〜!」と。
しかし、肝心のテクニックがついて行かず、、
まぁ、弦だけではマーカスミラーにはなれませんので、
練習あるのみ!
でも、気分はステンレス弦でマーカスミラー!!
それではまた次回お楽しみに〜♪
コメント