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エレキベースの木目の違い〜画像でチェック!〜

ベース
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へいじ
へいじ

木目が見える楽器っていいよね!

ゆいま〜る
ゆいま〜る

同じ木目はないから、楽器の個性が出るね!

この記事でわかるポイント
楽器ごとの木目の違いを写真でチェック
色々な木目を見ることができる
世界に一つだけの木目を発見できる
(そして自分の手に)
結局「木目っていいね!」

今回は「ベースの木目」についての特集です。

木で作られた楽器はそれぞれ違った「木目」を持ちます

そんな個性のある「木目」をたくさん紹介!

主にベースのボディに使われる木材を取り上げていきます。

ベースのボディ構造についての記事も参考にしてください→【写真でチェック】ベースのボディ構造について〜ソリッド・ホロウ・セミホロウ〜

記事の前半で木目の基本的な知識を解説
記事の後半で実際の木目を写真でチェック

以上の内容で進めてまいります!

画像を提供していただいた方々には、この場を借りてお礼申し上げます。

それでは今日も行ってらっしゃい♪

木目と杢(もく)

木目

木目」とは、木をバサッと切った時に見られる模様のことです。

木が持っている表情」ですね。

楽器に限らず木で出来たものには木目があります。

同じ楽器でも、木目は?

そして、同じ楽器でも、違う木目を持っています。
つまり「同じモノはない」ということ。

へいじ
へいじ

世界に一つだけの楽器なわけね!

杢(もく)

木目の中でも、独特の模様を持つものを「杢(もく)」と言います

音楽雑誌などで「綺麗なが出ている」「ツヤのあるのボディ材」といった表現をします。

へいじ
へいじ

複雑な模様の木目は価値があるんだね!

ゆいま〜る
ゆいま〜る

それだけ値段もお高くなるよ。

木目がはっきり出ない木もある

中には、あまり木目が目立たない木もあります。

スプルース」は、アコースティックギターのボディにも使われます。

アルダー」も木目が目立たない木です。

木目が出ないことから、カラー塗装をすることが多いかと思います。

カラー塗装された楽器は木目が見えない

カラー塗装するデザイン

この場合は、木目が見えなくなります。

【写真提供】JEUGIA三条本店さん
ゆいま〜る
ゆいま〜る

塗装すると木目が見えないけど、
いろんなカラーリングのデザインができるね♪

へいじ
へいじ

ベースじゃないけど、XJAPANのヒデのギターデザインには憧れた!

シースルーの塗装

塗装を薄くすることで、木目を出す加工もあります。

それを「シースルー」と言います。

ゆいま〜る
ゆいま〜る

染料との組み合わせでいろんなカラーになる♪

エレキベースの木目

ではここから写真で木目を紹介していきます。
素敵な木目がたくさんあります!

アッシュ材

ベースのボディ材でよく使われる「アッシュ材

特徴
木目がはっきりとしている
色:うすい黄色・白系
使いこむと艶や色味が増す

同じアッシュ材でも、木目には個性が出る。

【写真提供】ポークさん・唯さん
ゆいま〜る
ゆいま〜る

アッシュは木目がハッキリ出るよね!

へいじ
へいじ

木の繊維の濃い部分がアート!

メイプル系の木材

メイプル材」は多くのネック材に使われる木材です。

その中でも独特の木目のものは、ボディ材として使われます

とても綺麗な杢が出ます。

スポルテッドメイプル

スポルテッドメイプル(Spalted Maple)】
かなり個性のある杢です。

細菌やカビが繁殖して現れた木目。
(腐った木)

特徴
複雑なスジが入る←これがスポルテッドの意味
部分ごとに緑系、オレンジ系の色が混じる
木を切るまで、どんな模様になるかわからない

ゆいま〜る
ゆいま〜る

世界地図みたいな模様だけど、こう言う木目ね!

へいじ
へいじ

スポルテッドはいろんな木目を出してくれるよ

【写真提供】ponchyoさん

キルテッドメイプル

キルテッドメイプル(Quilted Maple)】
呼び方は「キルトメイプル」「キルティッドメイプル」何でもOK!

特徴
・波が打ったような模様
・魚の鱗?にも見える
・ツヤが出て光沢がある

へいじ
へいじ

綺麗な木目が印象的!
僕が愛用するギターがキルトメイプルだよ♪

フレイムメイプル

フレイムメイプル(Flame Maple)】

特徴
・炎(フレイム)のような木目
似たようなものに「タイガーメイプル」という木目もある。
(見た目の差はあまりない)
ボディの他、ネック材に使われることもある。

ネック材に使うとこんな感じになります。

【写真提供】藤田鉄平さん

バーズアイメイプル

バーズアイメイプル」は、楽器の指板材で使われるメイプル材です。

鳥の目(バーズアイ)のような斑点が特徴です。

ネックの構造について詳しくはこちらの記事を→【知識発見!】ベースのネックの構造について〜写真で解説〜

ウォルナット

ウォルナット(Walnut)】
ウォルナットは「くるみの木」です。

特徴
・茶色い木
・ボディ材に使われる(たまにネック材にも使う)
・着色がしやすい

ゆいま〜る
ゆいま〜る

茶色が濃い部分とうすい部分があって、見る角度でも違った表情になるね♪

写真提供:ponchyoさん

ペールムーンエボニー

中にはめずらしい木を使ったものもあります。

ペールムーンエボニー(Pale Moon Ebony)】
「ブラック&ホワイトエボニー」とも呼ばれる。

黒いラインが存在感を増す。

【写真提供】JEUGIA三条本店さん

異なる木を合わせたラミネイト加工

1種類の木ではなく、2つの木を合わせているタイプ(ラミネイト加工)のベースもあります。

ボディ材に「ウォルナット」「フレイムメイプル」が使われています。

【写真提供】羽賀勇介さん
へいじ
へいじ

色の違う木の組み合わせで、木目は無限にできる♪


この他にも多くの種類の木材を使って楽器は作られます。

今回、写真を提供していただいた一人の「ponchyoさん」はギターのクラフトをされている方で、インスタグラムでその楽器を拝見することができます。

ぜひ一度、素敵な木目を見学してみてください。

ponchyoさんのインスタグラムはこちらからどうぞ→ponchyo77

エレキベースの木目特集〜まとめ〜

さて今回は「木目特集」と言うことで、たくさんの木目を紹介しました。

くっきりした木目から個性的な木目までさまざまでしたね!

木目は”唯一無二の表情“を見せてくれます。

一人ひとりの顔と同じ。
世界に一つだけの木目があるわけです。

ぜひ、自分だけの木目を見つけてほしいです!
そして、自分だけの素敵な楽器に巡り合いましょう!!

ゆいま〜る
ゆいま〜る

まだまだ素敵な木目に巡り合いたい!

へいじ
へいじ

そして、木を大切にね!

今回の記事に登場した「ゆいま〜る」は、
沖縄出身のイリオモテヤマネコ。

沖縄の方言で「ゆいまーる」は「助け合う」という意味。

木と共に生きていく!

忘れないように。




著者
heymusic

【著者プロフィール】
和山へいじ 1984年 京都府出身
音楽家、画家。
演奏楽器:ベース、ギター、ウクレレ。
15歳から音楽活動を始め、22歳でヤマハ講師の資格を取得し後進の指導にあたる。
数々のレコーディングやアーティストのサポートなど活動は多岐にわたる。
2014年に自身のオリジナルアルバム”Heymusic&Associates”をリリース。
2018年には画家として個展を開く。

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ベース
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