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写真でわかるエレキベースの弦交換のやり方〜初心者でも簡単!〜

弦・アクセサリ
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ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

今日は弦交換について解説!

誰でもすぐにできるから一緒にやってみよう!!

筆者がベースの弦交換を初めてやったのが高校生の頃。
意外とすぐにできて「あれ?こんなもんか」という感想です。

誰に教わることもなく、できました。。

今日のポイント
弦交換って難しい?
手順は、これで合ってるのかな?
弦交換はめんどくさい
弦は絶対は張りかえない!

という方も、ぜひチャレンジしてみてください。
まずはやってみることですね!

弦交換の手順はこちらです。

以上の手順を写真付きで解説していきます

注意すべき失敗例も合わせて紹介します。

では今日も行ってらっしゃい♪

ベースの弦交換に必要なもの

次は、弦交換に必要なモノです (写真参照)

・新しい弦 (今回はJIM Dunlopの弦を使用)
・ニッパー
 最低この2つは用意しましょう (新しい弦は当たり前。。)

あと、これがあれば便利!
・ストリング・ワインダー
・クロス
・綿棒


「あ!
あと、ベースも用意!(笑)」

初心者にオススメのベースはこちらから→【音を聴いて選ぶ】初心者にオススメのエレキベース6選を紹介「4万円〜2万円前後で欲しい!」〜ここにあります〜

エレキベースの弦交換〜弦を外す・伸ばす・通す・測る〜

では、ここから写真で弦交換の手順を見ていきましょう!

弦を外す前に、、

まず古い弦を外すわけですが、

その前に、「新しい弦はどれくらいの長さが必要か?(どのくらいの長さで切るか?)」
初めての方は分からないと思います。

筆者が初めて弦交換した時の方法は、

「先人に学ぶ」です。

もともと張ってあった古い弦をペグから外して、引き伸ばす(写真参照)

「なるほど、ここまでの長さがあれば良いのか!」
ということがわかりました!

この長さを覚えておきましょう!
4弦だと、だいたい3つ目のペグ手前までですね。

弦を外す

弦を外す早い方法が「ニッパーで切る」です。

注意する点:
・弦を緩めてから切る
 張りっぱなしだと、切った弦がムチのように飛んできます

切る場所:
・ペグ付近ブリッジ付近どこでも大丈夫です。
 筆者はペグ付近です (弦が細い部分で切りやすい)

切った弦を引き抜く時:
・弦がボディに擦れないように注意!
 ボディを傷つけるのは絶対NG!

この機会にクリーニングしてみては?

弦交換とは別ですが、指板のクリーニングなどをこの機会にしてみても良いですね!

あると便利な「クロス」&「めんぼう」で、
・指板やフレット付近ボディをフキフキ♪
・ブリッジ「綿棒」でゴソゴソ

ただこの工程は、やらなくても良いです。
弦を外した時が一番やりやすいというだけです。


このクロスは洗って何度も使えます。
メガネもふけます。

クリーニングにはこんな商品もあります。
THE NOMAD TOOL -MN205-

その他メンテナンス用品の紹介はコチラ→【ケア用品】ベースのメンテナンスに必要なもの6選〜写真でチェック〜

オススメの弦の紹介はコチラ→【盛り沢山】おすすめベース弦の紹介〜写真でチェック〜

オイルの使用について

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

指板のクリーニングで「オレンジオイルorレモンオイル」を使う人がいるけど、
日本の環境では必要ないかも、、

オイルの使用について
海外は乾燥する地域が多いので「オイルを使い、乾燥した指板に水分・油分を与える」ということをします。
日本の環境は湿気がじゅうぶんあるので、オイルを使うと指板が痛む原因になります。

使う場合はごく少量でいいです。

筆者は基本、クロスで乾拭きです。

新しい弦を伸ばす

新しい弦は巻かれた状態で売られています。

これをまずは、真っ直ぐに伸ばします
変なクセがついている場合もあるので注意です。

弦を通す

新しい弦をブリッジ側から通します

ブリッジに弦を通す穴が開いています。
ここから弦を通します。

順番はどっちからでもオッケー

注意は、通す時に弦がボディに擦れないようにします。
(引き抜く時と同じく)

弦の長さを測る

新しい弦は伸ばすと結構長いので、適当な長さで切ります

先ほど古い弦で測った通り、4弦を伸ばした時「3つ先のペグ手前あたり」まででした。
ただ、2つ先1つ半で切るなど人により差があります

注意は「長すぎて巻きすぎになる」「短すぎて巻けない」です。

ほどよいところは、やってみて分かります。(経験がだいじ!)

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

僕の顔は、買いたての弦がモデルなのね(笑)

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

長すぎる場合は、あとで切って調節できるけど、

短すぎる場合は、後戻りできないから注意

エレキベースの弦交換〜弦を切る・巻く・安定させる〜

弦を切る

長さが決まれば、その長さで弦を切ります

切る時は、切る手前で弦を90度に折り曲げる (写真参照)

注:これをしないと弦を切った反動で巻線が緩んでしまうことがあります。

巻線についてはコチラを参考に→【知りたい!】ベース弦の構造と選び方〜イラストでチェック〜

弦を巻く

そして、切った弦をストリング・ポストに巻いていきます(写真参照)

最初にストリングポストの向きを揃えると作業が楽になります(写真参照)

・ストリング・ポストに穴が開いているので、弦を奥まで差込みます。

差し込んだら、弦を巻く前に90度に折り曲げます(写真参照)

「ここまでできたら巻いていこう」
 ↓
・ペグを回して巻いていきます。
・上から下へ。
・隙間なく。
・隙間が開くこともあるけど。
・トライ&エラーです!

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

弦を巻く時は「ストリングワインダー」を使えば楽だよ!
あと逆に巻かないように注意

【弦を巻く順番は、1弦から?4弦から?

これも人それぞれあると思いますが、
筆者は1弦から巻いていきます

これは「ネックに対する負荷(張力)」の問題です。
4弦に比べ1弦の方が負荷が少ないという理由で、負荷が弱い1弦から巻いていきます

一時的なことなので、こだわらないという人も多いです。
ほんの気持ち、ネックへの気づかいですね。

ストリング・ガイドがある場合の注意

「ストリング・ガイド」(写真参照)がある場合は、この下に1弦2弦を通します。
ここで弦のハリ(テンション)を強くします。
別名「テンションピン

チューニングを安定させる

全ての弦が張れたら、最後にチューニングをします。

・まずは軽めにチューニングをしておいて。
 きっちり合わせなくて良いです
 ↓
・12フレットあたりをぐいぐいと2〜3回引っ張ります(写真参照)
 鉄を伸ばす作業です
 ↓
・この後にチューニングを全て合わせます。
 ↓
・そして、また12フレットあたりを引っ張る。

これを3回ほどやればチューニングは安定します。

やらないと、すぐにチューニングがすぐに狂います。

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

ライブの最後に「弦を引きちぎる」というパフォーマンスをするアーティストもいるよ!

しなくて良いけど。。

チューニングのやり方についてはコチラ→【音を合わせよう!】チューニングの知識とやり方〜写真でチェック〜

ベース弦の交換〜特殊な例&失敗例など〜

ここまでで、一通り弦交換の手順を見てきましたが、
特殊な巻き方をするベースもあるので見ておきましょう!

逆巻き

今回使ったベースは、一番オーソドックスな形のベースです。

ヘッドの左側にペグがついているタイプです(写真参照)

このほか、左側と右側にペグがついているタイプがあります(写真参照)
(多元ベースはこのタイプが多い)

この場合、右側のペグは逆に回して弦を巻いていきます。

あと、このタイプも巻き方注意です!
下の写真は「TUNE GUITAR MANIAC TBタイプ」のベースヘッドです。
(青いベースです)
 ↓↓↓

 ↑↑↑
左側ペグと右側ペグを逆に巻きます
これによって、ストリングポストに巻かれた弦が、
内側に入る」か「外側に入る」かの違いがうまれます。

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

チューニングが安定しやすい巻き方などを研究して作られているんだね!

メーカーによっていろんろなタイプがある♪

意外な落とし穴もチェック

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

1弦と2弦を張り間違えたってウソみたいな話は、
聞いたことがあるけど、、

みなさんは、、大丈夫だよね?

ベース弦の交換時期・頻度

弦交換のタイミング

まず弦交換する前に、弦を交換するタイミングはどんな時か?

人それぞれあると思いますが、

・弦が死んだ時(2〜3ヶ月で弦のハリがなくなる)
・汚れやサビが目立つ時: おそらく半年以上張るとこうなります (手入れをちゃんとすれば1年以上キレイです)
・ライブ前: ここぞというライブは張りたての弦で!
・レコーディング前: 同じくここぞという録音は張りたての弦で!
・試してみたい弦が見つかったから: あくなき探究心ですね!

と言った具合で、張り替えは必要になります。

メジャーアーティストはライブごと、毎回張り替えています。

しかし、毎週や毎日ライブをするって大変ですけどね、、

ベースの弦交換はしないという選択肢

中にはずっと弦を張り替えない人もいます。

・張りたての弦は音がギラギラしすぎて好みではない
 モコモコした音が好き
・弦交換が面倒←ちゃんと交換してあげて!
・弦が高くて買えない←分かるわかる。。

と言った理由で交換しないという選択もあります。

「変えない」ではなく「買えない」。。ですか(笑)

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

ジェームス・ジェマーソンというベーシストは、
10年以上弦を変えなかったことで有名!

参考までに「10年以上張り続けた弦の音」はコチラで試聴できます→10年以上張った弦のサウンド♪

弦交換ができたら他の要素にも注目

ここでは番外編として「」「メンテナンス」ついて紹介していきます。

知識はどんどん広くしていきたいですね!

弦について

オススメの弦の紹介はこちら→【オススメ】ベース弦の紹介〜写真でチェック〜

筆者のおすすめはコーティング弦です→【手触りなめらか】ベースのコーティング弦2選を比較〜エリクサー&クリアトーン〜音源視聴♪

定番はダダリオアーニーボール弦【弦のサウンド試聴】ベース初心者におすすめ〜ダダリオ&アーニーボール〜

楽器のメンテナンスについて

楽器はメンテナンスが欠かせません。

・ネック調整→ベースのネック調整のやり方
・弦高調整→ベースの弦高の調整のやり方
・オクターブピッチ調整→ベースのオクターブチューニングのやり方

メンテナンスに必要なアイテムはこちら→【ケア用品】ベースのメンテナンスに必要なもの6選〜写真でチェック〜

乾燥・湿気対策はこちら→【環境に影響される】楽器の乾燥と湿気対策〜ドライキーパー〜

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

乾燥や湿気の対策は意外と見落とされがちだね。

ベースの弦交換〜まとめ〜

はい!
これで、弦交換の手順を全て解説しました。

お疲れさまでした!

うまくできたでしょうか?

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

最初は手こずるところもあるけど、
なれだよね♪

筆者が初めて弦交換をした時は、、

・弦の長さは曖昧で
交換できたと思ったら、ブリッジに弦が乗ってなくて
チューニングを安定させずライブへ行き、リハーサルでチューニングが狂っていて、怒られて、、

などなど、多数の失敗があったと思います。

そんな慣れない弦交換でしたが、今は一気に5本のベースを弦交換できるほどに成長。

成長というほどではないです。。
数を重ねて慣れてくるわけです。

「失敗してよかった〜♪

その中で、
・ストリングポストに何回巻けばテンションが良くなるか?
・ライブハウスで出会うベーシストはどんな弦のセッティングをしているか?
弦の種類で張り方を変えてみようか

など、試行錯誤しながらより良い交換方法を見つけていきました。

筆者自身、これから弦交換のたびに新しい発見があるかもしれません。

研究は終わりがないですね♪

皆さんもぜひ第一歩から二歩三歩、進んでいきましょう!

ゲンゴ郎
ゲンゴ郎

今回の弦交換は、ペグを手で巻いたけど、
ストリングワインダーは必要かな?

手がだるくなっちゃったよ(笑)

そんなわけで、弦交換でした!

ストリングワインダーは、
初心者セットでベースを購入された際にも付属していると思います。

確かに、ベースを5本も一気に弦交換すると手がだるいです(笑)

ではまた次回、お楽しみに〜♪

著者
heymusic

【著者プロフィール】
和山へいじ 1984年 京都府出身
音楽家、画家。
演奏楽器:ベース、ギター、ウクレレ。
15歳から音楽活動を始め、22歳でヤマハ講師の資格を取得し後進の指導にあたる。
数々のレコーディングやアーティストのサポートなど活動は多岐にわたる。
2014年に自身のオリジナルアルバム”Heymusic&Associates”をリリース。
2018年には画家として個展を開く。

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