
ウォーキングベースはジャズには欠かせないベースラインの1つ!

動き方を覚えたら、いろんなジャンルに応用できるよね♪
ウォーキングベースは、その名の通り「歩くような」ベースライン。
ただルートをなぞるだけではなく、コードの響きを伝え、コード進行の方向を示す奏法です。
この記事では、ウォーキングベースの基本から応用までを”ジャズの4ビート”を軸に解説します。
ライブやセッションで「低音で曲を動かす」感覚を掴みたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
【今回のポイント】
・ウォーキングベースとは?
・ウォーキングベースの作り方
・4ビートについて
・アーティストのウォーキングベース
(タイトルクリックでスキップ♪)
| タイトル | 内容 |
|---|---|
| ウォーキングベースとは? | ・リズム/ジャンル/音を聴く/4ビート |
| ウォーキングベースの作り方 | ・ルート/コードトーン/クロマチック |
| 動きのパターンで覚える | ・ツーファイブ/ファイブワン/4度進行など |
| 応用テクニック | ・ゴーストノート/3連符/シンコペーション |
| アーティストのベースライン紹介 | ・既存曲のウォーキングライン |
それでは今日も歩いて行ってらっしゃい♪
ウォーキングベースとは?〜4ビートのリズム〜
[チェック項目]
●ウォーキングベース
●4ビートについて
●使用するジャンル
●ウォーキングベースを聴いてみる♪
●ウォーキングベース
[ウォーキングベース]
コード進行に沿って音を滑らかにつなぎ、歩くようなベースラインを作る奏法
・4分音符のリズムが基本
・ルートのみのフレーズではない
・次のコードにつながるように音を選んで演奏
・コードトーン,スケール,クロマチックなどの音を選ぶ
※後ほど実践♪

ルートのみのフレーズではない。
↓


「次のコードに歩いていく=音をつなぐ」ってことだね♪
●4ビートについて
[4ビート]
1小節を4分音符4つで刻むリズムのこと

ウォーキングベースはこのビートに乗って演奏するパターンになります。
ウォーキングベースのことを「4ビートパターン」や「4ビートリズム」と言ってもOKです。

・”4ビート”は土台になるリズム
・ウォーキングベースは4ビートの上で動くライン
2つは密接に関わるものだから覚えておこう♪
●使用するジャンル
ウォーキングベースはどんなジャンルの音楽で演奏されるのでしょうか?
[ジャンル]
・ジャズ
・ブルース
・ロックンロール
・スカ
・ゴスペル
ジャンルを決める要素は、”ベース以外の楽器がどう演奏するか?”も大事になります。
ジャンルが変わると、ギターのリズムやドラムパターンを変える必要があります。
その違いをバンド演奏で聴いてみましょう♪
↓
●ウォーキングベースを聴いてみる
ウォーキングベースの演奏を聴いてみましょう♪
先ほどのジャンルごとに演奏するので、聴き比べてみてください。
↓
ベースが同じ4分音符のフレーズでも曲の雰囲気が変わりますね♪
※参考記事:ジャンル別ベースラインの作り方♪

ドラムのパターンとベースの関係は知っておいた方がいいよね♪
※参考記事:ベースとドラムの合わせ方
ウォーキングの作り方は次の項目で練習していきましょう。
↓
ウォーキングベース〜基本の作り方〜
実際にウォーキングベースを作ってみましょう♪
①基本の考え方
②ルートが1拍目
③コードトーンを使う
④スケールノート
⑤クロマチックアプローチ
⑥1,2拍目がルートでOK!
①基本の考え方
ウォーキングベースを作る上で押さえておきたいところは?
・1拍目:コードのルート
・2拍目:コードトーンorスケール
・3拍目:コードトーンorスケール
・4拍目:次のルートに近い音
↑
ざっくりと言えば、これだけです。

ここに「次のコードに向かう動き」って考えをプラスする♪
↓

あちこち音が飛ぶと?
↓

音がどこに向かってるのか分からなくなりますね。
あちこちに動き回るラインより、階段状に登って降りてを繰り返すラインを意識して作ると歩く感じが出せます♪
↓

↑
音符で書くと上り下りを繰り返してますね♪
②ルートが1拍目
ウォーキングベースの第一歩は、まずルートからスタートします。
一歩目(1拍目)は、コードのルートが基本です。
↓


コードネームを見た瞬間にルートの音がわかるようにしておこう!
※参考記事:ベースのルート弾きガイド♪
2拍目からはルート以外の音で動かしていきましょう♪
↓
③コードトーンを使う
2拍目以降の音は、いくつか選択肢があります。
ここでは、コードトーン(構成音)を使うパターンを紹介。
コードトーンは3度,5度,7度です。



このコードトーンをルートの次に持ってくるようにします。
ルート→2拍目→3拍目の順で音を決めていきましょう♪
[2拍目,3拍目のバリエーション]
・3度→5度
・5度→3度
・5度→7度
・7度→5度
など。
※3度はメジャー3度(M3度)とマイナー3度(m3度)を使い分ける
※7度はメジャー7度(M7度)とマイナー7度(m7度)を使い分ける
指板上の位置関係を覚えておきましょう!
↓

5度と7度も指板で確認♪
↓

7度はメジャー7(M7)とマイナー7(m7)があります。

コードトーンの位置を指板上の形で見えるようにしたいね♪
④スケールノート
コードトーンの他に”スケールノートを使うパターン”もあります。
このあたりから「ウォーキングってむずかしい、、、」と思う人が増えてきますが、知識として頭に入れておきたい要素です。
[スケールの使い方]
・コードで使えるスケールを把握→モード的な考え方
・2度,4度,6度がどこにあるか把握
・スケールノートを2拍目,3拍目に持ってくる
・2度の次は3度のように順番で使う

下降ラインは7度から6度のように下がっていきます。
[2拍目に”2度”を持ってくるパターン]

・2度の位置を指板上で把握
・コードによって”フラット2度”を使う場合もある
・例)CM7/G7/Am7
この場合「ルート→2度→3度」が自然な流れになります。
↓


2度の次の3度は、コードがマイナーならマイナー3度(m3度)を使おう♪

[3度の後に4度を弾くパターン]
・ルート→3度→4度の順
例)CM7/G7/Am7
↓

4度は”シャープ4度”になることもあるので、覚えておきましょう。
[7度から6度に下降するパターン]

・ルート→7度→6度と下がる
・7度は”メジャー7”と”マイナー7”の両方使い分ける
・6度は”♭6度”になることもある
例)CM7/G7/Am7
↓


コードネームで7度の位置は使い分けたいね♪
[スケールを使うパターン(2度,4度,6度)]
・2拍目に2度のパターン(上行)
・3度の後に4度のパターン(上行)
・7度の後に6度のパターン(下降)
・それぞれ”#と♭”に変化する音を覚える
⑤クロマチックアプローチ
コードトーンやスケールに関係なく「クロマチック=半音階」の動きを使うこともできます。
この音は「次のルートに対して半音上下」どちらかの音を持ってくるパターンです。
次のルートに向かう音を「アプローチノート」と言います。

[4拍目に次のルートの半音上]
・次のルートに対して半音上の音
・ルート→m3度→5度→半音
・コード進行:Dm7→G7
↓

[4拍目に次のルートの半音下]
・次のルートに対して半音下の音
・ルート→2度→m3度→半音
・コード進行:Dm7→G7
↓


ジャズで2拍ずつコードが変わる進行があるんだけど、その時は”ルート→半音”のパターンを使うことができる。
↓

ルートを弾いた後は次のルートの半音上下のどちらかを弾きます。

これはすぐに作れるパターンなので、2拍で変わるコード進行のとき試してみてください♪
⑥1,2拍目がルートでOK!
はじめは「4拍すべて音を変えて演奏する」と難しいです。
なので「1,2拍目はルートでOK」ということで、3,4拍目の動きに集中してウォーキングに慣れるということもしてみましょう。


・ルート→ルート→5度→半音
・ルート→ルート→m3度→半音
・3,4拍目にコードトーン,スケール,半音階など

これなら、1、2拍目を弾いてるときに、次の音を考える余裕がでるね♪
ウォーキングベースは動きのパターンで覚える
例えば、演奏者が弾きながら「ルートが1拍目で、次は3度か5度か7度か?そこから違うコードトーンに行って、最後はクロマチックで近い音」なんて考えて弾いてると、曲が終わります(笑)
では、どうやって弾いているか?
「コード進行に合わせた動きのパターンをたくさん覚えています。」
各コード進行で、2パターンくらいは手癖で覚えておきたいですね!

「動いた手の形」みたいなもので覚えると便利♪
①ツーファイブ進行
②ファイブワン
③メジャーからの4度進行
④半音下のコードに動く
⑤同じコードが2小節続く
⑥ロックやスカのパターン
①ツーファイブ進行
ジャズの定番コード進行の”ツーファイブ”進行。
コード進行を作るとき、目標のコードに対して2度と5度のコードを手前に挟む進行を”ツーファイブ進行”と言います。
↓

このコード進行のパターンを覚えておくだけで、いろんな場面で同じ動きが使えます。

ツーファイブは、
・はじめのコードがマイナー系
・次のルートが隣の弦
・下に動く場合は図の位置
って覚えてOK!

[次のルートが上か下かを決める]
・次のルートは上?下?
・上行のパターン
・下降パターン
・それぞれ無意識で動くようにする
[ツーファイブ上行パターン]
・ルート→2度→m3度→半音
・ルート→m3度→5度→半音
・動く手の形を覚える
・コード進行:Dm7→G7

[ツーファイブ下降パターン]
・ルート→7度→6度→5度
・ルート→7度→5度→半音
・動きの手の形を覚える
・コード進行:Dm7→G7

このツーファイブをどのポジションからでも動けるように練習しましょう!
ジャズの”All the Things You Are”のコード進行にツーファイブはたくさんあります。
↓


「ツーファイブがきたらこのパターン」って覚えると便利!
②ファイブワン
ファイブワンは、ツーファイブの流れの続きです。
コード進行でいうと、”Dm7→G7→C”のようなコード進行で、”G7→C”の部分がファイブワンという動きになります。
次のコードがマイナー系の場合2度が♭2度になることがあります。


ファイブワンは、
・はじめのコードが○7
・次のルートが隣の弦
・下に動く場合は図の位置
になるコード進行♪
↓

[ファイブワン上行パターン]
・ルート→2度→3度→5度
・ルート→3度→5度→半音
・ルート→♭2度→3度→5度
・動く手の形を覚える
・コード進行:G7→C/ G7→Cm

[ツーファイブ下降パターン]
・ルート→7度→6度→5度
・ルート→7度→5度→半音
・動く手の形を覚える
・コード進行:G7→C


2度がすぐに判断できない時は”ルート→3度→5度”パターンが無難なところ♪
こちらも同じくポジションが変わっても同じ動きができるようにしたいです!
先ほどの”All the Things You Are”では以下の部分がファイブワンになっています。
↓


全部ツーファイブの続きになってるよね?
セットで覚えておこう♪
③メジャー7thからの4度進行
ツーファイブもファイブワンも次のルートが「隣の弦の同じフレット」に動いていました。
これを4度進行と言います。
ウォーキングはこの4度進行を使うことが多く、覚えておけば即興で合わせることができます。
ここではツーファイブワン以外の4度進行を練習してみましょう♪

[メジャー7thの4度進行]
・CM7→FM7

基本の考え方は、
・下降パターンで7度を”メジャー7”にするだけ
・後はファイブワンの動きを使う
・上行パターンはファイブワンと同じ
[4度進行/下降パターン]
・ルート→メジャー7度→6度→5度
・ルート→メジャー7度→5度→半音


メジャー7th系のコード進行も、ツーファイブと合わせて覚えておきたいね♪
④半音下のコードに動く
次のコードが半音下動く場合を考えてみます。
”C→Bm”や”Cm→B7”などです。

[1拍目と4拍目がルート]
・1拍目と4拍目に同じルート
・2、3拍目はコードトーンorスケール
・ルート→2度→3度→ルート
・ルート→3度→5度→ルート
・コード進行:C→Bm


2、3拍目が何の音でも4拍目でルートに戻れば次のコードにつながるよ♪
[オクターブ上のルートで終わる]
・4拍目をオクターブ上のルートにする
・次のルートもオクターブ上
・ルート→3度→5度→ルート(オクターブ上)
・ルート→5度→6度→ルート(オクターブ上)
・コード進行:C→Bm

[回り込むパターン]
・ルート→5度→6度
・4拍目は次のルートの半音下
・コード進行:C→Bm


これもパターン化して覚えられるね♪
⑤同じコードが2小節続く
コード進行によって2小節間で同じコードが続く場合もあります。
この時は大きく動くことを考えます。
”Take the A Train”という曲の、C6が2小節続く部分でどう動けばいいでしょうか?
↓

[Take the A Train :C6が2小節]
・2小節目は5度へ向かう
・ルート→2度→3度→4度→5度
・その後D7のDへ向かう
・5度→6度→7度→半音→D

”枯葉”という曲でGmが2小節続く部分があります。
どうやって動けばいいでしょうか?
↓

[枯葉: Gmが2小節続く]
・Gmが2小節続いてCmに向かう
・オクターブ上のルートに向かうパターン
・ルート→m3度→5度→7度→ルート(オクターブ上)
・オクターブ上からスケールで下降
・ルート→7度→5度→半音→C


スケールを順に歩いて行ってつながることもあるから試してみて♪
↓
”C→D7”のコード進行で、メジャースケールを上がっていくだけの動きです。
ルート→2→3→4→5→6→7→ルート→D

筆者は、最後の音が次のルートから離れていても気にせず2小節間スケールを弾くことがあります。
歩いた感じが出せたらOKかなと♪
⑥ブルース/ロック/スカのパターン
ここまではジャズ系のウォーキングを作ってきましたが、ブルース,ロック,スカのパターンはどうなるでしょうか?
特徴として”3度5度”がメインであまり半音階は使いません。

ジャンル的にポップスよりなメロディやコード進行だから、あまり半音でぶつかる音は使わないイメージだね♪
[ブルース王道パターン]
1小節パターン:ルート→3度→5度→3度
2小節パターン:ルート→3度→5度→6度→7度→6度→5度→3度

ブルースは4小節同じコードが続くので上がって下がって動くフレーズが合います。
[ロック系王道パターン]
・ルート→3度→5度→3度

↑
ブルースと同じパターンが使えます。
後は、曲調がロック系かブルース系かで変わります。
[スカ系王道パターン]
・ルート→ルート→3度→5度
・ルート→ルート→5度→7度
・ルート→3度→5度→3度

スカもブルースのパターンが使えますね。
最初の2拍をルート→ルートにするパターンも使われます。

ロックやスカはシンプルなパターンが多いね♪
あとは曲調でジャンルは決まるね♪
ウォーキングベースの応用テクニック
4分音符4つで出来るウォーキングベースですが、ちょっとしたテクニックを入れてパターンを変化させることができます。
いくつか紹介します。
↓
①ゴーストノートを入れる
②開放弦ゴーストノート
③3連符
④シンコペーション
⑤1拍目を3度か5度にする
①ゴーストノートを入れる
ジャズの4ビートに”スイング”というリズムがあり、シャッフルのハネるリズムに近いニュアンスです。
※厳密にはシャッフルではない
このハネたウラ拍の部分にゴーストノートを入れるテクニックがあります。
弦をミュートして実音を出さない音がゴーストノートです。
↓


リズムの軽いアクセントになるかな♪
「ドゥードゥー」ってリズムが「ドゥーツドゥーツ」みたいなニュアンスになるね♪
※ゴーストノートの練習はこちらの記事で→ベースのゴーストノートを解説♪
②開放弦ゴーストノート
”弦をミュートするゴーストノート”ともう一つ”開放弦をゴーストノート”にすることができます。
これは、次に弾く弦と同じ弦か隣の弦の開放弦をゴーストノートとして弾いて、リズムのアクセントをつけるテクニックです。

[音の違い]
・音量:ミュート系は小さめ、開放弦は大きめ
・どちらも音程はあいまいに聴こえる
「ドゥーダドゥーダ」みたいなニュアンス♪
「ドゥーツドゥーツ」みたいなニュアンス♪

開放弦の音がコードから外れてても、聴感上で音程がにごって聴こえる事はないからどこで使ってもOK!
③3連符
3連符はスピード感が加わるテクニックです。
[3つの音はどの音?]
・ゴーストノート
・コードトーン
・1〜4拍目のどこでも入れることができる
↓

Gm7→C7→Gm7で3連フレーズを入れると?
4拍目に3連符を入れるパターンで演奏♪
↓


コードの変わり目で使うことが多いけど、1拍目に3連を持ってきても面白いよ ♪
↓

↑
1小節目はコードトーン、2小節目はアタマだけルートで残りはゴーストノート。

3連を全部弾かずに1つ目を休符にしてもOK!
いろいろなバリエーションを試してみましょう♪
④シンコペーション
リズムに変化をつけるテクニックの1つに”シンコペーション”があります。
多用すると4ビート感が崩れるので、8小節に1回や16小節に1回くらいの頻度で考えてください。
使い方としては、小節を越えるときにウラ拍でシンコペーションします。
コード進行:Am7→Dm7→G7
↓


「アタマ拍に音がくる」と思わせておいて、「1つ前の拍から食って入る」という意外性だね♪
※参考記事:シンコペーションのリズム練習♪
⑤1拍目を3度か5度にする
ウォーキングベースは「1拍目にルートが基本」をいいましたが、あえて「ルート以外の音からスタートする」テクニックです。
・コードトーンに向かって動く
・流れがスムーズになるならOK
・多用しない
[次のコードの3度に向かうパターン]
コード進行:Dm7→G7→C

[次のコードの5度に向かうパターン]
コード進行:CM7→Am7→Dm7


ずっとこのパターンだとコードの動きがあいまいになるから、どこかでルート始まりのパターンに戻れるようにしたいね♪
1
”1拍目”をルート以外にするの は、あくまで”ちょっとした変化”ということで使いましょう。
ウォーキングベースの参考アーティスト・音源♪
アーティストが実際に使うウォーキングベースを聴いてみましょう♪
おすすめ音源を聴いてみてください♪
↓
[ジャズ系]
●You’d Be So Nice To Come Home To/ポール・チェンバース
●Blue Monk/ハービー・ハンコック&ロン・カーター
●Got A Match?/チック・コリア
●色彩のブルース/EGO-WRAPPIN’
[ロック/ブルース系]
●All My Loving/ビートルズ
●そばかす/ジュディ&マリー
●secret sighs/ラルクアンシエル
●ミックスナッツ/Official髭男dism
[スカ]
●美しく燃える森/東京スカパラダイスオーケストラ
●MIND YOUR STEP/スネールランプ
[ゴスペル]
●SHOUT/アンドリュー・グーシェ
●You’d Be So Nice To Come Home To/ポール・チェンバース
ジャズの名曲で見せるウォーキングライン。
ポールチェンバースは世界中のジャズマンが追いかけたベーシスト。
冒頭からメロディをベースで演奏する。
●YouTubeリンク→”You’d Be So Nice To Come Home To/ポール・チェンバース”
3:08〜からウォーキング♪

古い音源はベースが聴こえにくいけど、ウォーキングベースの基本から応用までの要素が聴けるよ♪
●Blue Monk/ハービー・ハンコック&ロン・カーター
ベースとピアノのデュオによる演奏♪
ウッドベースのソロ。
●YouTubeリンク→”Blue Monk/ハービー・ハンコック&ロン・カーター”
0:16〜

ベースで4ビートとキープして、その上でピアノがアドリブソロをするスタイル♪
●Got A Match?/チック・コリア
超絶テクニックを要する難関曲「ゴットアマッチ」。
ジョン・パティトゥッチのベースラインがふんだんに聴けます。
途中のベースソロも圧巻です♪
●YouTubeリンク→”Got a Match/チック・コリア”
1:20〜のウォーキングに注目♪

世界的に有名なベースプレーヤーだね♪
6弦ベースを使うことでも有名♪
●色彩のブルース/EGO-WRAPPIN’
日本のジャズ,ソウル,ラテン系バンド”エゴラッピン”の曲。
コード進行はシンプルで繰り返すパターンが特徴。
●YouTubeリンク→”色彩のブルース/EGO-WRAPPIN’”
0:35~


エゴラッピンはスカ系の曲も演奏するね♪
ホーンセクションで音の厚みを出してる♪
●All My Loving/ビートルズ
[All My Loving]
・ポールマッカートニー作曲のヒット曲
・全編ウォーキングベース
・スケールを下降から上行のパターン
・ルートのみの部分もある
●YouTubeリンク→All My Loving/ビートルズ♪
0:00〜


ギターの3連符と重なってスピード感が出るアレンジ♪
※ポールのベースラインについてはこちらの記事で
→ポールの歌うベースライン♪
→ポールの音楽に迫る♪
●そばかす/ジュディ&マリー
[そばかす]
・Bメロ部分のウォーキングベース
・2小節同じコード
・3度,5度がメイン
●YouTubeリンク→そばかす/ジュディ&マリー♪
0:42〜


ピックで弾くロック系のウォーキングベースだね♪
ピック弾きについてはこちらの記事で
→ダウンピッキングの練習♪
→オルタネイトピッキングの練習♪
●Secret Sighs/ラルクアンシエル
[Secret Sighs]
・ジャズやラテンっぽさもある楽曲
・スケールの上行下降を繰り返す
・2と4小節目でオクターブ上に移動
●YouTubeリンク→secret sighs/ラルクアンシエル♪
0:22〜

譜面は8分音符で書かれていますが、リズム自体のノリがウォーキングです。

Aメロのドラムパターンはスイングというジャズのリズムだね♪
※てっちゃんのベースラインはこちらで紹介→ラルクのフレーズ集♪
●ミックスナッツ/Official髭男dism
[ミックスナッツ]
・5弦ベースで演奏される
・3度や5度に向かうラインがある
・8分音符の表記
●YouTubeリンク→●ミックスナッツ/Official髭男dism♪


5弦ベースを使っているから本来ならもっと低い音域のフレーズになるんだ♪
●美しく燃える森/東京スカパラダイスオーケストラ

[美しく燃える森]
・奥田民生とのコラボ曲
・スカ系のウォーキングベース
・サイレントベースで演奏♪
●YouTubeリンク→美しく燃える森/東京スカパラダイスオーケストラ♪
0:20〜

サイレントベースの音はエレキとウッドの間くらいな感じ♪
※サイレントベースについてはこちらの記事で→エレクトリックアップライトベースの紹介♪
●MIND YOUR STEP/スネールランプ
[MIND YOUR STEP]
・Aメロで歌メロに沿うようなウォーキングベース
・3度,5度,経過音が基本
・サビはパンク系になるスカパンクというジャンル
●YouTubeリンク→MIND YOUR STEP/スネールランプ♪
0:14〜


このラインを弾きながらボーカルもするんだよ♪
●SHOUT/アンドリュー・グーシェ
[SHOUT]
・ゴスペル の定番曲
・高速ユニゾンなどを混ぜて演奏
・3:40~は、スラップでウォーキング
●YouTubeリンク→”SHOUT/アンドリュー・グーシェ”

ホーンセクションとのリズムのキメやウォーキング以外でも弾きまくるベースだね♪
ウォーキングべースの作り方〜まとめ〜
ということで「ウォーキングベースの作り方と基礎知識」でした!
筆者もポップスやロックでウォーキングベースを取り入れてアレンジすることがありますが、いい感じではまりますよ♪
[ジャンルを問わないウォーキング]
・ジャズ
・ロック
・ブルース
・スカ
・ゴスペル
どんなジャンルでもウォーキングベースを取り入れることができます。
[音選び]
・1拍目:ルート
・2〜3拍目:コードトーンorスケールノート
・2〜3拍目:コードトーンorスケールノート
・4拍目:次のルートに対して半音
[ジャンル分け]
ジャズではスケールと半音階でつなぐフレージングが多いです。
ブルースやロック,スカで演奏する場合は、ルート,3度,5度などコードトーンを多く用いる傾向があります。
筆者はざっくりと分けると「ジャズ系とその他」で音使いを分けています。
半音階の音は濁る音(不協和音)になることがあるので、ポップス系にはあまり使われない音になります。
逆にジャズは”不協和音が大好きな音楽”なので、バンバン使ってみてください。
ジャンルによって音選びは重要になてくるということですね♪
この辺りの音選びも探求する価値ありです♪
ってことで「ウォーキングベースはジャズだけじゃないよ〜♪」
1小節に4つの音。
4分音符が4つ。
この制限に「難しさ」がある。
しかし、時として人は、
制限されることを望んでいる。
そのように思う。
また会おう♪








コメント