
ポール・マッカートニーは僕の神様だよ!

ベースだけじゃなく音楽界に影響を与えたアーティストだよね♪
今回は筆者が崇拝するアーティスト「ポール・マッカートニーについて徹底解説」します!
ポールの生み出す音楽に影響を受けないアーティストはいるでしょうか?
”まだ知らない”って方は、一度はポールの音楽に触れておくことをおすすめします。
この記事でより深くポールについて理解してみましょう!
【今回のポイント】
・ポールマッカートニーについて
・使用機材
・音作り
・おすすめCD♪
ポールのフレーズ紹介はこちらの記事で→ポールマッカートニーに学ぶ歌うベースライン♪
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| タイトル | 内容 |
|---|---|
| ポールマッカートニーについて | ・プロフィール ・マルチプレーヤー ・ビートルズ/ウィングス/ソロ |
| 使用機材 | ・ベース/アンプ/弦/弾き方 |
| ポールマッカートニーの音作り | ・どうやって作る? ・セッティング ・ヘフナー以外のベースで作る |
| おすすめ音源♪ | ・名曲紹介 ・おすすめCD |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ポールマッカートニーについて〜天才の作る音楽〜
まず知らない人はいなと思いますが、”ポールマッカートニー”の紹介からです。
①プロフィール
②ビートルズ時代
③ソロ活動(ウィングス以降)
④音楽的特徴
⑤いろんな声を持つボーカリスト
⑥歌詞に人名を用いる
①プロフィール
・本名:ジェームズ・ポール・マッカートニー
・生年月日:1942年6月18日(リヴァプール出身)
・作詞家/作曲家/プロデューサー
・演奏楽器:ベース、ギター、ピアノ、ドラム、ウクレレなど
・主な活動:ザ・ビートルズ、ウイングス、ソロ活動、環境保護活動


[ポールはマルチプレーヤー]
・レコーディングは全部の楽器を一人で演奏
・ライブでエレキギターを演奏
・ウクレレの弾き語り
など、とにかくマルチプレイヤーなんだ!
②ビートルズ時代
・活動期間:1962年〜1970年
・ジョンレノンと”ソングライティング・パートナーシップ”
※「レノン・マッカートニー」名義で作詞作曲
・ベース、ボーカル、ピアノを担当
・代表曲:Let It Be/ Hey Jude/ Yesterday/オブラディオブラダ
・ビートルズ結成当時はギターを担当


ビートルズ時代から才能を発揮してたね♪
ポールの歌にジョンとジョージのコーラスが入るなんて贅沢すぎるよ!
③ウィングス時代〜ソロ活動
[ウィングス]
・活動期間:1971年〜1981年
・妻のリンダと結成
・代表曲:Band On The Run/Jet/My Love/Live and Let Die
[ソロ活動]
・1982年:スティービーワンダーと”エボニー&アイボリー”を発表
・1982年:マイケルジャクソンと”ガールイズマイン”を発表
・1990年:ビートルズ以来の来日
・2000年以降、80歳を超えてもワールドツアーを続ける

未だにライブ活動をやめないって、どこまで行くんだろう?
④音楽的特徴と影響
・”左利きベーシスト”としての革新性
・楽器を自在に操るマルチプレイヤー(ベース,ギター,ピアノ,ドラム,ウクレレ)
・ジャンルを問わない(ロック, ポップ, クラシック, エレクトロ, サイケデリック)
・メロディメーカーとして天才的
あのビートルズを引っ張っていたわけなので、相当な才能とリーダーシップを持ってます。
ちなみに、ビートルズにリーダーはいませんが、”リーダーはポール”と言われています。
ただ、ビートルズ後期は”孤軍奮闘”で、意見が1対3に分かれることもあったとか。。。

あと、トークの面白さからも頭の良さがわかる♪
それから、ファンへの対応は神対応!
⑤いろんな声を持つボーカリスト
ポールの曲を何曲も聴くとわかりますが、「声音」が変化します。
意図的に出しているようですが、
・太く甘い歌声
・シャウトするロックボイス
・ハイトーンボイス
・裏声
様々に変化する歌声を持っています。
・デビュー曲”Love Me Do”や”All My Loving”の太く甘い声
・”I’m Down”、”Long Tall Sally”、”サージェントペッパー”などのシャウト
・”Here There And Everywhere”の優しい裏声
・”Day Tripper”、”Can’t Buy Me Love”のハイトーンボイス

”Lady Madonna”や”Back In The S.U.U.R.”の声は今までのポールとは全く違う歌い方になってる。
黒人シンガーの”ファッツ・ドミノ”を真似て歌ったんだって♪
⑥歌詞に人名を用いる
歌詞の中に架空の人物が登場します。
[タイトルに人名が使われている曲]
●ミッシェル
●エリーナ・リグビー
●サージェント・ペッパー
●レディ・マドンナ
●ヘイ・ジュード
●ラブリー・リタ
[曲中に登場する人物]
●デスモンド, モーリー/オブラディオブラダ
●ジョジョ, ロレッタ・マーティン/Get Back
●ファーザー・マッケンジー/エリーナリグビー
●ビリー・シアーズ/サージェントペッパー
●セイラー・サム(船員のサム)/Band on the Run
人名ではないが、”Back in the U.S.S.R.”という曲では「Ukraine girls(ウクライナ女子)」「Moscow girls(モスクワ女子)」など「地名と女性たち」といった文化的な描写もあります。

僕も影響されて、歌詞に架空の人物を入れてオリジナルを作ったことがあるよ♪
ポールマッカートニーの使用機材/ベース/弦/モデル
ポールの使用する機材も気になりますね♪
天才を支えた名器たちを紹介します。
①使用ベース
②アンプ
③弦
④ギター
①使用ベース
[名器2選]
・Höfner(ヘフナー) 500/1:(1959/1961/1963モデル)
※通称「バイオリンベース」
・Rickenbacker(リッケンバッカー) 4001S:(1965年ごろから使用)

その他、”ジャズベース”や”ヤマハBB”も使用

ヘフナーのバイオリンベースは”世界一有名なベース”かな♪
②アンプ
・Vox AC100
・Selmer Truvoice
・Fender Bassman
・Ampeg B-15
・Hiwatt
・Mesa/Boogie
・Ashdown
など流動的に使用

レコーディングやライブでいろいろ変えてたんだね♪
※おすすめのアンプはこちらで紹介→おすすめ小型アンプの紹介♪
③弦
ポールの弦といえば”ラベラ”のフラットワウンドが有名!
ラベラからポールのモデルが発売されています。
独特の丸いトーンはこの弦で作られていたんですね♪

60年代当時はフラットワウンドの弦が主流だったから、必然的に使用弦がフラットタイプになったんだね♪
※フラットワウンド弦についてはこちらで紹介
→おすすめフラットワウンド弦の紹介♪
→フラットワウンドとラウンドワウンドの違い解説♪
④ギター
おまけでギターも紹介します。
・Gibson Les Paul/’57 Les Paul Standard(エレキギター)
・Martin D-28 / D-18(アコースティックギター)


この2本はライブで使用するモデルだね♪
ちなみにライブでポールがギターを演奏する際は、サイドのギタリストがベースを担当します。
ポールマッカートニーの音作り
ポールの音はどうやって再現できるのでしょうか?
ここでは「音作り」について考えてみましょう♪
①ベースはヘフナー?リッケンバッカー?
②アンプのセッティング
③ピック弾き
④ミュートピッキングも有効
⑤ベースのトーンをしぼる
⑥こんな音になる
①ベースはヘフナー?リッケンバッカー?
「ヘフナーのバイオリンベース」と「リッケンバッカー」。
この2本のどちらかがビートルズサンドになってたわけで、この2本のどちらかを使用すればOKです。
しかし、すぐに手に入るモノでもないので、、、筆者も所有していません。
ここでは、”ジャズベース”を使ってポールの音を作ってみましょう!
②アンプのセッティング
音作りの要素はいろいろありますが、アンプのセッティグはかなり大事です。
[音の分析]
・中音域が目立つ
・丸いトーン
・ギラギラさせない
[イコライザーのセッティング]
・MIDをブースト
・500~800Hz(中域)をブースト
・60~200Hz(低域)をブースト
・4KHz以上をカット(こもらせる)
↓



イコライジングは詳しく知っておいた方が役立つよ♪
※参考記事→イコライザーの使い方について♪
音作りについて詳しくはこちらの記事で
→アンプのセッティグについて解説♪
→ハートキーアンプのセッティング♪
→アンペグベースアンプのセッティング♪
③ピック弾き?
ポールはピック弾きが基本です。
バラードで指弾きをすることもありますが、ピックがメインになります。

しかしここで一つの疑問が、、、
「ポールの独特の丸いトーンは、指弾きの方が出しやすいのでは?」
ポールの音は、「ヘフナー+フラットワウンド+ピック」でできているわけです。

ピック弾きは基本「硬い音が出る」のが特徴。
ポールの音を狙うなら「硬い音」は要らないよね?
そうなると「指弾きで音を丸くした方が近いニュアンスにできるのではないだろうか?」
と考えたわけです。


おそらく指弾きのほうがいいと思う♪
という結果に至りました。
なので、”指弾き”でOKです♪
まぁ、これを機にピック弾きを覚えてもいいかと思いますが。
※ピック弾きについてはこちらの記事
→ダウンピッキングの練習♪
→オルタネイトピッキングの練習♪
④ミュートピッキングも有効
さらに音を丸くする奏法として”ミュートピッキング”という奏法があります。
ポールの音を聴くと、「ピック弾き+ミュートピッキング」のサウンドがしています。
※フレーズによりミュートピッキングではない
[ミュートピッキング]
・手のひらをブリッジ付近に当てて親指で弾く奏法
・ピッキ弾きの場合はピックで弾く
・少し音がこもって丸くなる
・速いフレーズは弾きにくい

”モワモワ・モコモコ♪”した音がする奏法だよ!
ミュートピッキングについて詳しくはこちらの記事で→ミュートピッキングのやり方♪
⑤ベースのトーンをしぼる
ベース本体に”トーンボリューム”というツマミがついています。
ここを絞ると音がこもって丸いトーンが出せます♪
↓

ジャズベタイプとプレベタイプの両方に付いているツマミなので、少ししぼってみても良いですね♪

弾きながらニュアンスを調整しよう♪
⑥こんな音になる
いろいろ試してみて、ポールの音はどんなセッティングになるのでしょうか?
| 楽器 | セッティング |
|---|---|
| ベース | ・ジャズベース ・プレシジョンベース |
| アンプ | ・フィルジョーンズ ・アッシュダウン |
| イコライザー | ・MIDブースト ・500Hzブースト ・4K以上カット |
| 奏法 | ・指弾き ・ミュートピッキング |
| ベース本体 | ・トーンをしぼる |
・ジャズベース
・指弾き
・ベース本体のトーンをしぼる
・500Hzブースト
・4kHzカット
すると?
↓
「柔らかく丸い音」が出せますね♪
音作りについて詳しくはこちらの記事で→ベースの音作り・ドンシャリ・モコモコ♪
ポールマッカートニーのおすすめCD/名曲紹介♪
ポールの音楽は全部聴いて欲しいですが、「ポールが作曲した曲」ということで紹介していきます。
・ビートルズ時代
・ウィングス/ソロ
・おすすめアルバム・CD
ビートルズ時代
[ロック系]
・Day Tripper:イントロが名フレーズ。ブルージーでグルーヴ感が強い。
・Can’t Buy Me Love:初期の定番曲。軽快なロックンロール。
・I Saw Her Standing There:デビューアルバムの1曲目。ストレートなロックロール。
・Drive My Car:ギターと絡むリフが印象的。ソウル風ロック。
・I’ve Just Seen A Face:カントリーの雰囲気がある曲。ドラムレスでアコースティクギターとベースによるサウンド。
・Get Back:原点回帰的なミディアムロック。間奏のキーボードはビリープレストン。
・I’ve Got A Feeling:ポールとジョンの掛け合いが特徴。2つの異なるメロディが重なる曲。
・Lady Madonna:ポールのピアノが光る曲。ブラスが入ったブギーロック。

ストレートなロックから他ジャンルを合わせたアレンジが秀逸だよね!
[バラード系]
・レットイットビー:とりあえず聴いておく曲。ゴスペルの要素を含む。
・ヘイジュード:ポールの感情豊かなボーカルが聴きどころ。終盤の大合唱は圧巻。
・イエスタデイ:ギター弾き語りにストリングスを合わせたアレンジ。ライブではベースを弾くこともある。
・Here, There and Everywhere:ド頭からのコーラスが最高の曲。
・Blackbird :シンプルなギター1本の弾き語り。人種差別を背景にしたメッセージソング。
・And I Love Her:アコースティックギターのアルペジオが心地よく響く。ボサノバ な雰囲気がある。
・Eleanor Rigby:クラシック音楽の影響を色濃く受けた曲。弦楽四重奏の編曲はジョージ・マーティンが担当。

ポールのバラードは、綺麗なメロディがたくさん聴けるね♪
[ポップス系]
・ハローグッバイ:明るくポップなメロディと、覚えやすいコーラスが特徴。コーラスのメロディは”ドレミファソラシド”。
・Getting Better:ベースがオクターブ上下を躍動する。ジョンのコーラス“It can’t get no worse!”は「これ以上悪くなれない」というちょっと変な歌詞。
・オブラディオブラダ:スカ・レゲエの要素を混ぜた曲調。CMでも使われる。
・All My Loving:ウォーキングベース、3連ギター、シャッフルギターが合わさる。初期の代表曲。
・We Can Work It Out:ポップで哀愁のある曲。途中4拍子から3拍子になる。
・Got To Get You Into My Life:ブラスセクションがバキイングの中心。ソウル色のある曲。
・Two of Us:ポールとジョンのアコースティックギターがメイン。軽やかなフォークソング。

中期から後期は、ブラスセクションや実験的なサウンドも多く使われてるんだ♪
ウィングス/ソロ
[ロック系]
・Band on the Run:ライブでは欠かせない曲。3部構成の組曲スタイル。
・Jet:サビで繰り返す”Jet”の掛け声。ギターとブラスのリフが特徴的。
・Coming Up:ファンク系のノリの良い16ビート。

レコーディングではポールが、ベース, ギター, ドラムを担当してるんだ♪
[バラード系]
・Live And Let Die:クラシックとロックを融合させた壮大なサウンド。
・Ebony And Ivory:スティービー・ワンダーとのコラボ曲。ピアノの黒鍵(エボニー)と白鍵(アイボリー)にちなんだ曲。
・My Love:妻のリンダに捧げたバラード。ギタリストのヘンリー・マカロックのソロは名演。
・Maybe I’m Amazed:多くのアーティストがカバーする曲。ビートルズ解散直後に書かれた。
・Wonderful Christmastime:クリスマスの定番ソング。

バラードはピアノの弾き語りをすることが多いね♪
おすすめCD
[ロックンロールを聴くなら?]
・ハードデイズナイト
・ヘルプ
・プリーズプリーズミー
[歌うベースラインを聴くなら?]
・ラバーソウル
・アビーロード
[ポール色全開]
・マジカルミステリーツアー
・サージェントぺッパーロンリーハーツクラブバンド
ビートルズのCDをアマゾンでGET!→Amazon
[ソロになってからはベストがおすすめ♪]
・アールザベスト→AmazonでGET!
・ポール・イズ・ライヴ~ニュー・ワールド・ツアー・ライヴ!!→AmazonでGET!

とにかくビートルズは全部聴く♪
ソロのライブ音源でもビートルズの楽曲が多く聴けるよ♪
ポールマッカートニーの音楽に迫る〜まとめ〜
ということで「ポールマッカートニーの音楽の魅力に迫る」でした!
ポールは最高!!
[どんな人物?]
・メロディメーカー
・歌うベースライン
・多彩な歌声
・マルチプレーヤー
・バンドを動かす統率力
・80歳を超えても現役!
レジェンドではない、現役なんです。
今(2025年)もツアーを回っているそうで、、、
神様〜!!
ポールも80歳を越えて、少しずつ声が出なくなってきています。
これも”Let it be”なのかもしれませんが、いつかポールが歌えなくなったその時は?
「あなたが歌ってください♪」
ポールの音楽を心に刻んでおきましょう!
天才が作り出す音楽に触れられたことに感謝♪
まだまだ筆者は、へなちょこですね。
あぁ、また追いかけないと。。。
ってことで「ポールがいてよかった〜!!」
楽曲のアレンジは、
ビートルズからの影響が大きい。
中でもポールからの影響。
メロディのセンス。
ファンタジックな歌詞。
”アイデアマン”であり、”仕切り屋”でもある。
モンスターバンドを率いる力を持っている。
もうこんなアーティストは、
出てこない。
いや、次のポールは、
そこのあなたかもしれない。
また会おう♪









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