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【ジャミロクワイのベース解剖】フレーズ・タブ譜・コツまで解説♪

演奏テクニック
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へいじ
へいじ

ジャミロクワイのベースラインはファンク好きにはたまらないね!

ゆいまる
ゆいまる

「グルーヴベースはこれ!!」って教科書みたいなフレーズが多くあるんだ♪

今回のポイント
ジャミロクワイのベースライン
ベーシスト2名
タブ譜と演奏音源で練習
使用機材と音作り

今回は「ジャミロクワイのベースラインの紹介♪」です!

16ビートのファンクベースを学ぶなら”ジャミロクワイ”がおすすめ♪

ベーシストは、
●初代:スチュワート・ゼンダー
●2代目:ニック・ファイフ

この2名の名演をぜひ練習してみてください!

それでは今日も行ってらっしゃい♪

ジャミロクワイ/スチュワートゼンダーのベースライン紹介

1993年のデビューから1998年まで在籍した”スチュワート・ゼンダー”のベースラインを紹介します♪

とにかくテクニックグルーヴが半端ない!

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(曲名クリックでスキップ♪)
曲名特徴
Too Young To Die・レコーディング版とライブ版でフレーズが違う!?
Virtual Insanity・カップヌードルのCMで有名な楽曲
Emergency on Planet Earth・シンコペーションで躍動する王道スラップ
Cosmic Girl・パターンをループさせるファンクベース
Scam・スラップと指弾きを混ぜたフレーズ
Travelling Without Moving・ゴーストノートが効いたグルーヴ

●Too Young To Die

1stアルバムのヒット曲”Too Young To Die”のメインリフ。

演奏音源♪

[ポイント]
・スタッカート気味で音の長さを調整
・8分音符の手前に入るゴーストノートのタイミングに注意

へいじ
へいじ

ライブでは違うリフを弾いてるんだ♪

ライブバージョン♪

どちらも曲の雰囲気にあったアレンジになっています♪

●Virtual Insanity

カップヌードルのCMでお馴染みの”Virtual Insanity”。
スラップと指弾きのフレーズを演奏してみましょう♪

演奏音源♪
演奏音源♪

[ポイント]
・16ビートのハネたリズム
スラップと指弾きの基本リズムは同じ
・半音で上がるオクターブフレーズはフレットがずれないように

ゆいまる
ゆいまる

サビはスラップでAメロは指弾き。
音色に変化をつけているね♪

※スラップ練習はこちら→スラップ奏法の解説♪
※指弾き練習はこちら→指弾きのやり方♪

●Emergency on Planet Earth

1stアルバムのタイトルチューン”Emergency on Planet Earth
オクターブを使った王道なスラップフレーズ♪
0:36秒〜

演奏音源♪

[ポイント]
・2拍目ウラ、4拍目ウラのシンコペーション
・軽くスライドで入ると雰囲気が出る

へいじ
へいじ

休符からのシンコペーションのタイミングを掴もう!

●Cosmic Girl

ダンスナンバー”Cosmic Girl”。
Aメロとサビで緩急をつける♪

Aメロ→0:20秒〜
サビ→0:53秒〜

演奏音源/Aメロ♪
演奏音源/サビ♪

[ポイント]
・Aメロは休符と伸ばす音で間を作る
・サビは音数を増やして細かく埋める
・実音とゴーストをうまく混ぜる

ゆいまる
ゆいまる

オクターブ上で16分音符2つ弾くのはジャミロの定番フレーズだね♪

●Scam

スラップと指弾きを混ぜたフレージングが特徴的な”Scam”。
0:35秒〜の”スラップ&指弾きフレーズ”を紹介♪

演奏音源♪

[ポイント]
・1小節目はスラップ
・4拍目ウラから指弾きに切り替え
・2小節目は指弾き

へいじ
へいじ

1小節目の休符で素早く指弾きに切り替えよう!

●Travelling Without Moving

Travelling Without Moving
ゴーストノートが絶妙なグルーヴを生むフレーズ♪
0:14秒〜

演奏音源♪

[ポイント]
・開放弦と左手のミュートが命
・2段目はハンマリングとウラ拍の組み合わせ
・フレーズは音で覚える

ゆいまる
ゆいまる

1段目「ダーツダッターツ」
2段目「タラッタッタッツ」
って音で覚えたよ♪

ジャミロクワイ/ニックファイフのベースライン紹介

筆者がジャミロクワイを知ったのはニック・ファイフ加入後でした(2002年頃)。

後からスチュワート・ゼンダーの存在を知ったのですが、聴いた感想は「どちらもすごい!」

見たいところへGO
(タイトルクリックでスキップ♪)
曲名特徴
Love Foolosophy・ダンビートに乗るオクターブを意識したフレーズ
Feel So Good・ワンポジションでループさせるフレーズ
You Give Me Something・ポップなリズムパターンを繰り返す
Black Capricorn Day・シンセに重なるベースライン
Canned Heat・5弦ベースの音域で演奏される
・4弦ベースに書き換え

●Love Foolosophy

ライブで人気”Love Foolosophy”。
筆者が最初に聴いてシビれたジャミロの曲♪
0:15秒〜

演奏音源♪
演奏音源♪

[ポイント]
・符点8分音符ので入るゴーストノート
・基本はオクターブの動き
・サビの2小節目11フレットはスラップのプル

へいじ
へいじ

オクターブ上のゴーストが16ビート感を出してる♪

●Feel So Good

Feel So Good”。
繰り返す2小節パターンの中にオクターブのアクセント♪
0:56秒〜

演奏音源♪

[ポイント]
・ワンポジションで弾くフレーズ
・8フレットのオクターブだけポジション移動する
・2連打のゴーストを効かせる

ゆいまる
ゆいまる

3~6フレットのハンマリングはかなり指を広げないとダメだね♪
柔軟体操をしておいてね!→左手フォームのチェック♪

●You Give Me Something

4小節弾けたら全部弾ける”You Give Me Something”。
パターンを守ってオクターブで味付け♪

演奏音源♪

[ポイント]
・1小節のリズムパターンを覚える
・全体的にスタッカートで弾く

へいじ
へいじ

「タンタンウターツタン」みたいなノリかた♪

●Black Capricorn Day

Black Capricorn Day”。
ワンコードのペンタトニックフレーズ♪
0:15秒〜

演奏音源♪
演奏音源♪

[ポイント]
・2,4小節目の動きはペンタトニックの形を意識
・同じコードで違うフレージング
・軽く歪ませるとシンセっぽい雰囲気が出る

ゆいまる
ゆいまる

バックのシンセも同じ感じのフレーズになってるね♪
サウンド的にはオクターバー歪み系のエフェクトが効果的♪

●Canned Heat

オクターブを駆使する”Canned Heat”。
注意:5弦ベースで演奏する曲ですが、4弦ベース用に書き換えてます。
0:53秒〜

演奏音源♪

[ポイント]
・4弦ベースで弾けるように書き換え
・2小節目のオクターブ16分音符がジャミロ節
・オルタネイトで弾けるように練習♪

へいじ
へいじ

2小節目のゴーストノートはレイキングを使って弦移動する♪

ジャミロクワイのベース/スチュワートゼンダーの使用機材

ジャミロクワイの音作りに欠かせない機材の紹介です。
まず、スチュワートゼンダーの機材からチェック♪

●スチュワート・ゼンダーの機材

[使用ベース]
・Warwik/ Streamer4弦/5弦
・Warwick/ Stuart Zender Signature
・ジャミロクワイ以降にフェンダープレベも使用する
[使用アンプ]
・トレースエリオット
[使用弦]
・トレースエリオット製/.035 -.100mm

ゆいまる
ゆいまる

使用する弦はかなり細いゲージだね♪

●スチュワート・ゼンダーの音作り

ベースは”ワーウィックのストリーマー”を使いたいけど、、、ない場合は?
ジャズベース”でOKです♪

[アンプのセッティング例]
・ドンシャリ気味の音
・250Hzと2Kあたりをブースト
・スタジオにあるアンプならハートキーがおすすめ
詳しくはこちら→ハートキーアンプの使い方紹介♪
・パッシブベースなら外付けプリアンプの使用をおすすめ

[エフェクター]
・BOSS/ME-8B(マルチエフェクター)
・ミュートトロン(オートワウ)
・DOD/Meatbox(オクターバー)
・ASHDOWN/ SZ Funk Face(フィルター)

へいじ
へいじ

本人曰く「嬉しいのはこれ(マルチエフェクター)のおかげでペダルが多くいらない」とのこと。

ジャミロクワイのベース/ニックファイフの使用機材

ニックはまた違ったサウンドメイクをしています。

●ニック・ファイフの機材

[使用ベース]
・YAMAHA/ BB2005B

ゆいまる
ゆいまる

YAMAHAの5弦で、
・ジャズベタイプ
・ハムバッカータイプ
・PJタイプ
を使い分け照るみたいだね♪

それぞれピックアップのタイプが異なります。

●ニック・ファイフの音作り

ベースは”YAMAHAのBBシリーズ”でOKです♪

[アンプのセッティング例]
・中低域が膨らんだ音
・200~250Hzあたりをブースト
・スタジオアンプはアンペグがおすすめ
※詳しくはこちら→アンペグSVTの使い方♪
・音が太くなるプリアンプもおすすめ

へいじ
へいじ

指弾きの太くて上品な音が特徴♪
バンドのアンサンブルに埋もれない音!

ジャミロクワイのおすすめアルバム

今回紹介した楽曲を聴くなら、このアルバム!

●スチュワート・ゼンダーの作品

[Emergency on Planet Earth]
・収録曲:Too Young To Die, Emergency on Planet Earth
・衝撃のデビューアルバム
・ゼンダー節が炸裂
・ベースを弾きまくってる作品
※アマゾンでGET→Amazon

[The Return of the Space Cowboy]
・収録曲:Scam, Space Cowboy
・比較的バッキングに徹したアルバム
・オートワウ系のサウンドも聴ける(Just Another Story,The Kidなど)
※アマゾンでGET→Amazon

[Travelling Without Moving]
・収録曲:Virtual Insanity, Cosmic Girl, Travelling Without Moving,
・ゼンダー最後の作品
・ラテン系(Use the Force)やレゲエ風アレンジ(Drifting Along)もおすすめ
※アマゾンでGET→Amazon

ゆいまる
ゆいまる

ゼンダーのベースは「ファンクベースはこれ!」って感じのフレーズだよね♪

●ニック・ファイフの作品

[A funk odyssey]
・収録曲:Love foolosophy, Feel so good, You give me something
・ダンスビートからメロウに聴かせるバラエティ豊かなアルバム
※アマゾンでGET→Amazon

[Synkronized]
・収録曲:Canned Heat, Black Capricorn Day
・ニック初参加のアルバム
・シンセサウンドの絡み方が絶妙
※アマゾンでGET→Amazon

へいじ
へいじ

ニックはアルバム2枚だけの参加だけど、ジャミロクワイで最初に衝撃を受けたベーシストなんだ♪

ジャミロクワイのベースライン〜まとめ〜

ということで「ジャミロクワイのベースライン紹介」でした!

ジャミロクワイは名曲揃いのバンドです♪
そして「ベースを聴けばこの曲!」ってわかるくらいベースのリフが特徴的ですね。

2人のベーシストを紹介しましたが、どちらも楽曲にバッチリハマるグルーヴベースは神業!

・うねるベース
・メロディックなベース
・スラップで魅せるベース
・絶妙なタイミングのゴーストノート
など手玉の多さに圧倒されます。

初代ベーシストの”スチュワートゼンダー”は19歳でデビュー!
センス抜群の天才型ベーシストですね♪

2代目の”ニックファイフ”は、知的で精密なベースラインが特徴。

2人の名ベーシストに支えられたバンド、それが「ジャミロクワイ」

世のベーシスト全員が通るべきバンドだと思いますが、もう知ってますよね?


知らない場合、1枚目のアルバムから全部聴いて下さい♪

とりあえず、1993年から1998年までの3作がスチュワートゼンダー在籍の作品
1999年リリースの“スペースカーボウイの逆襲”から2002年”ファンクオデッセイ”までがニック在籍の作品

ここまでは必聴です!!


ってことで「ジャミロはかっこいい〜♪」

高校生の頃、
初めてジャミロクワイを聴いた。

”Love Foolosophy”
あの衝撃は忘れない。

天才”スチュワートゼンダー”を知ったのは、その後。


また会おう♪

著者
heymusic

【著者プロフィール】
和山へいじ 1984年 京都府出身
音楽家、画家。
演奏楽器:ベース、ギター、ウクレレ。
15歳から音楽活動を始め、22歳でヤマハ講師の資格を取得し後進の指導にあたる。
数々のレコーディングやアーティストのサポートなど活動は多岐にわたる。
2014年に自身のオリジナルアルバム”Heymusic&Associates”をリリース。
2018年には画家として個展を開く。

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