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ベースでシンコペーションの練習〜意味とフレーズ紹介♪〜

演奏テクニック
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へいじ
へいじ

シンコペーションは難しいリズムの代表だよね。

ゆいまる
ゆいまる

「食ったリズム」や「シンコペ」っていうよね♪
どうやってリズムをとるのかな?

今回のテーマは「ベースでシンコペーションのリズム練習♪」です!

ウラ拍”が重要なポイントです!

なかなかうまくリズムが取れない、、、と悩んでいる方はぜひ練習してみてください♪

タブ譜と演奏音源で一緒に練習しましょう!

今回のポイント
シンコペーションとは?
シンコペの練習
フレーズ紹介♪
アーティストの使用例

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タイトル内容
シンコペーションとは?・方法解説
・タブ譜表記
シンコペーションの練習・フレーズ練習
・タブ譜&演奏音源
アーティストのシンコペーションフレーズ・既存曲の例

それでは今日も行ってらっしゃい♪

シンコペーションとは?〜ベースにおける役割〜

まずはシンコペーションの役割などについて解説します。

シンコペーションとは?
タブ譜の表記
効果
音を聴く

①シンコペーションとは?

シンコペーション
※略して”シンコペ”や”食ったリズム”ともいう

拍の裏側や「強拍でない場所」にアクセントを置くリズムのこと
・バンド全体でリズムを合わせることが多い
・ウラ拍とオモテ拍をつないだリズム
・8分音符や16分音符でシンコペーション
・ベースだけがシンコペーションすることもある

へいじ
へいじ

4拍の中でどこの拍からもシンコペーションでできるよ♪

②タブ譜の表記

タブ譜のどの部分がシンコペーションなのでしょうか?

[小節をまたぐタイプ]

[小節の中でシンコペするタイプ]

ウラ拍の音符と表拍の音符を”タイ”でつなぐ部分がシンコペーションですね。

ゆいまる
ゆいまる

シンコペは「食ったリズム」というけど、「音符を食ってる」のが視覚的に分かるね♪

③効果

シンコペを入れることでどんな効果が生まれるのでしょうか?

[効果]
・リズムの”引っかかり”や”スピード感”を作り出す
・バンド全体のノリが変わる
・ウラ拍にアクセントがつく
・突っ込んだグルーブが生まれる

へいじ
へいじ

実際にシンコペのフレーズを聴いてみよう♪

④音を聴く

実際のシンコペーションを聴いてみましょう。

「ある時、ない時」を聴き比べてください♪
①シンコペなし
②小節をまたぐタイプ
③小節の中タイプ

①シンコペなし♪
②小節をまたぐタイプ♪
③小節の中タイプ
ゆいまる
ゆいまる

シンコペがあると、
・躍動感が出る
・アクセント的な動き
・いい意味で突っ込むフレーズ

ベースでシンコペーションの練習〜フレーズ練習♪〜

それでは、シンコペーションのリズム練習をしましょう♪

[ポイント]
・ウラ拍をとる
・表拍を弾かずに次のウラ拍までのばす
・音を聴いてタイミングを覚える

へいじ
へいじ

演奏音源でリズムのタイミングを掴もう!

小節をまたいだシンコペーション
小節の中でシンコペーション
休符からのシンコペーション
16分音符のシンコペーション

①小節をまたいだシンコペーション

小節をまたぐときは”4拍目ウラの8分音符”からシンコペを入れることが多いです。

4拍を数えると→「1と・2と・3と・4と」
この「4と」の「と」の部分がウラ拍になります。

ここから音を次の小節の1拍目オモテまで伸ばします。
次に弾くのは2小節目の1拍目ウラです。

4拍目ウラのシンコペーション♪

この4拍目ウラと次の1拍目ウラを取れるようにリズム練習します。

ゆいまる
ゆいまる

シンコペしたときにドラムのシンバルが入ることもあるから、よく聴いてタイミングを合わせよう♪

次にフレーズに動きをつけたシンコペーションもやってみましょう。

動きをつけたシンコペーション♪
へいじ
へいじ

次のコードに向かって動く”経過音”を使ったパターンだね♪

②小節の中でシンコペーション

小節の中でシンコペーションするときは、まず「2拍目ウラ」を覚えましょう。

「1と・2と・3と・4と」の「2と」でシンコペーションします。
次に弾くのは3拍目ウラです。

基本パターンはこんな感じです。
※ドラムのバスドラムが2拍目ウラに入る 

2拍目ウラのシンコペーション♪

こちらも動きをつけてみましょう。

動きをつけたパターン♪

・シンコペーションのタイミングで弦移動
・その後の音に動きをつける
などパターンはいろいろ考えられます。

ゆいまる
ゆいまる

このタイミングを基本に「1と・2と・3と・4と」のどこからでもシンコペできるようにバリエーションを増やそう♪

小節の中のバリエーション/
①②③④を2回ずつ演奏♪

例えば①の1拍目ウラのシンコペーションは「タタータ」と歌えたら弾きやすいです。

へいじ
へいじ

あと、音符の組み合わせをシンコペのパターンとして全部覚えよう!
①の「8分4分8分」の音符が並んだら「タタータ」みたいに♪

③休符からのシンコペーション

休符を入れてからシンコペーションするパターンです。

例えば「2拍目オモテに8分休符、2拍目ウラからシンコペーション」のパターンがこちら

2拍目休符からのシンコペーション♪
ゆいまる
ゆいまる

1拍目オモテ休符→1拍目ウラシンコペ
2拍目オモテ休符→2拍目ウラシンコペ
3拍目オモテ休符→3拍目ウラシンコペ
4拍目オモテ休符→4拍目ウラシンコペ
それぞれ8分音符でシンコペしてみよう!

①②③④のパターンを2回ずつ演奏♪

休符の部分にゴーストノートを入れても強弱がついたフレーズになります。
ゴーストノートについてはこちらの記事で→ゴーストノートの練習♪

④16分音符のシンコペーション

ここまで紹介したのは8分音符のシンコペーションでした。
16分音符を使うとさらに細かいリズムが作れます♪

[16分音符パターン①]
ロック,ファンク系

16分音符パターン①
へいじ
へいじ


これは”シェイク”と言われるパターン♪
ドラムのリズムも特徴的。

[16分音符パターン②]
ラテン系

16分音符パターン②
ゆいまる
ゆいまる

ラテン系で使われるパターンだけど、ロックでも使うんだ♪

[16分音符パターン③]
フュージョン,ロック系

16分音符パターン③
へいじ
へいじ

フュージョン系のキメっぽいフレーズ♪

バンド全体でユニゾンする感じも聴いてみよう!
テンポもUP!

ピアノとブラスを入れてユニゾン♪

これらを使ってアーティストの曲を弾いてみたいですね!
次の項目でアーティストが演奏するシンコペーションを紹介します♪

シンコペーション参考音源〜アーティストのフレーズ集♪〜

既存曲で使われるシンコペーションを紹介します。

どんな曲でも使われるリズムですが、有名曲のどこで使われているのでしょうか?

タブ譜とYouTube音源でチェックしてください♪

L’Arc-en-Ciel/HONEY
LUNA SEA/ TRUE BLUE
SHISHAMO/明日も
RIZE/カミナリ
ALEXANDROS/ワタリドリ
UNISON SQUARE GARDEN/シュガーソングとビターステップ

L’Arc-en-Ciel/HONEY

”HONEY”のサビの部分はシンコペーションの連続です。
4拍目ウラを狙ってシンコペしましょう♪

音源/0:25〜

へいじ
へいじ

てっちゃんのウネウネする動きが特徴的なフレーズ♪
スライドで躍動する感じを出してるんだ♪

ラルクのフレーズはこちらの記事でも紹介→ラルクのベースフレーズ集♪

LUNA SEA/ TRUE BLUE

ルナシーの”TRUE BLUE”は小節の中でシンコペするタイプのフレーズを使います。

ゆいまる
ゆいまる

ドラムの真也くんのパターンとタイトに動いてるね♪

ベーシストの”J”ピックのオルタネイトも得意♪
※”ROSIER”のイントロは曲アタマからシンコペーション→ベースでイントロを弾いてみよう♪

SHISHAMO/明日も

こちらも2拍目ウラでシンコペするタイプです。
イントロのパターンを聴いてみましょう♪

へいじ
へいじ

ガールズバンドで人気の曲だよね♪
1曲を通してシンコペを使ったパターンで構成されてる♪

RIZE/カミナリ

ベーシスト”TOKIE”のスラップフレーズ♪
16分音符のシンコペのパターン疾走感を出します。
※4弦のチューニングは”D”

ゆいまる
ゆいまる

ベース女子代表のトキエ姉さんのドンシャリスラップね♪
チューニングは”4弦をドロップD”にしてるよ♪

ALEXANDROS/ワタリドリ

16分音符のシンコペが疾走感を出します。
ドラムとタイトなリズムがポイントです♪

へいじ
へいじ

ラテン系のリズムで使われるパターンをロックに持ってきた感じだね♪

UNISON SQUARE GARDEN/シュガーソングとビターステップ

16分音符のシンコペ+休符からのパターンが満載の曲♪

ゆいまる
ゆいまる

動きを覚えるのがかなり大変だよね♪

ベースでシンコペーションの練習〜まとめ〜

ということで「ベースでシンコペーションの練習」でした!

身につけるまでなかなか取れないリズム。
それが”シンコペーション”ですね。

ノリ方さえ覚えたら、リズムパターンにはめるだけなのですが、そう簡単にはいきません。。。

基本のリズムとしては、
・小節をまたぐタイプ→4拍目ウラ
・小節の中タイプ→2拍目ウラ
この2つのシンコペのパターンをまずは覚えましょう。

応用として16分音符のパターンがあります。

16分音符のウラ拍はテンポをゆっくりにして、音で覚える。
初めから早いテンポではリズムがついて行かないので注意!


ドラムの音もしっかり聴くことですね。
同じ部分でドラムのバスドラム(キック)が入ったり、シンバルのアクセントがついたりすることが多いです。

ベースとドラムはタイトにいきたいですね!


ってことで「シンコペはパターンで覚えてね〜♪」

シンコペを意識してから、
ドラムのバスドラも聴けるようになった。

シンコペは、
キックに合わせている。

「タイトに」とは、
聴けるようになることから始める。


また会おう♪

著者
heymusic

【著者プロフィール】
和山へいじ 1984年 京都府出身
音楽家、画家。
演奏楽器:ベース、ギター、ウクレレ。
15歳から音楽活動を始め、22歳でヤマハ講師の資格を取得し後進の指導にあたる。
数々のレコーディングやアーティストのサポートなど活動は多岐にわたる。
2014年に自身のオリジナルアルバム”Heymusic&Associates”をリリース。
2018年には画家として個展を開く。

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