
マーカスのスラップは鬼練習したね!

高度なテクニック満載のスラップだね♪
今回は「マーカスミラーのスラップフレーズ」を紹介したいと思います。
1曲全部を弾き切るのは大変。。。
でも、ワンフレーズなら?行けるかも?
そんなネタになるフレーズを集めてみました。
でも、難しいんだな〜(笑)
【今回のポイント】
・マーカスミラーのスラップテクニック
・フレーズ解説
・ワンフレーズを覚える
・演奏音源&タブ譜で練習♪
●マーカス・ミラーのテクニック紹介
●マーカス・ミラーのフレーズ集♪
それでは今日も行ってらっしゃい♪
マーカスミラーのスラップテクニック
スラップフレーズ練習に入る前に、少しだけ”マーカスミラーのテクニック”について見ておきましょう♪

[テクニック]
●スラップのスタイル
●ダウンアップ奏法
●ゴーストノート(アタックミュート)
●指弾き(2フィンガー奏法)
●親指弾き(ミュートピッキング)
●タッピング
●スラップのスタイル
マーカスのスラップはオーソドックスなスタイルです。
[サムピング(親指)]
・弦と並行になるように親指を振り下ろす


弦と並行は王道スタイルだね♪
垂直には当てないから注意!
※レッチリのフリーやケンケンなどは弦と垂直スタイルです。
[プル(人差し指or中指)]
・基本は人差し指でプル
・中指と同時に1,2弦をプルする(ダブルプル)
・人差し指と中指と交互にプル
など色々組み合わせを使います。

※スラップの基礎はこちらで→スラップ奏法のやり方を解説♪
●ダウンアップ奏法
ソロアルバム3作目か4作目くらいから多用している”ダウンアップ奏法”。
※関連記事→ダウンアップ奏法の解説♪
親指のサムピング(ダウン)の後、指を返して爪側でアップする奏法です。

ベケベケした音が特徴♪
↓

この奏法は親指を弦と並行に当てないとできない奏法だね♪
垂直スタイルでは無理だよ。
ダウンアップはスラップの生みの親”ラリーグラハム”も使うテクニックです。
※ラリーグラハムについてはこちらので紹介→ラリーグラハムのテクニック解説♪
●ゴーストノート(アタックミュート)
スラップに欠かせないテクニックの1つ”ゴーストノート”。
[ゴーストの種類]
・弦を左手でミュートしたままサムピングorプル
・左手で弦を叩いて音を出す(アタックミュート)

↑
この状態でサムピングやプルをします。

いろいろ組み合わせるとこんな演奏もできます。
↓

左手のアタックは弦を押さえないように注意だね!
押さえるとハンマリングになってしまう。。。
※ゴーストノートの練習はこちらで→ゴーストノートのやり方を解説♪
●指弾き
マーカスはもちろん指弾きも上手いです!
バッキングやメロディを指で弾きます。
ピックアップフェンスの両サイドでピッキングします。


音色は、
・ブリッジよりが硬めの音
・ネックよりが柔らかく太い音
※指弾きの基礎はこちらで→指弾きのやり方を解説♪
●親指弾き(ミュートピッキング)
手のひらをブリッジ付近に当てて親指でピッキングする”ミュートピッキング”。

”ボンボン”とウッドベースみたいな音がします。
↓
※ミュートピッキングの練習はこちらで→ミュートピッキングのやり方を解説♪
●タッピング
曲のイントロやソロの途中で”タッピング奏法”もします。
2種類のやり方があり、
・人差し指or中指で弦を叩く
・親指で弦を叩く

ハンマリングとプリングを合わせて高速フレーズを演奏します♪
↓

スラップの続きでタッピングするなら、親指でやるのがいいね♪
※タッピングの練習はこちらで→タッピングのやり方を解説♪
マーカスミラーのスラップフレーズ集♪
それでは、フレーズ紹介に行ってみたいと思います!
リアルスピードで弾くためには「基本はタブ譜なしで、フレーズを覚えないと弾けません」。
はじめはスローテンポで練習して、覚えてからリアルテンポで弾きましょう♪
その他、弦高調整やす音作りはできるようにしておいてくださいね。
(タイトルクリックでフレーズにスキップ♪)
| タイトル | テクニック |
|---|---|
| ●ランフォーカバー | ・16分3連符 ・左手アタックミュート |
| ●パワー | ・32分音符のダウンアップ ・コード奏法 |
| ●デトロイト | ・32分音符サム&プル |
| ●ブルースリー | ・6連符のダウンアップ |
| ●フランケンシュタイン | ・ハンマリング ・幅広いポジション移動 |
| ●カムトゥギャザー | ・ダブルプル ・スライド |
| ●スクープ | ・32分音符でハンマリング&プリング |
| ●ランペイジ | ・ダブルプル ・2弦同時のハンマリング |
| ●リオファンク | ・チョーキング ・連続したプリング |
| ●ブラスト | ・32分音符ハンマリング&プリング ・ドロップDチューニング |
| ●パンサー | ・指弾き ・ピッキングハーモニクス |
●Run For Cover(ランフォーカバー)
マーカスといえばこの曲!
「Run For Cover(ランフォーカバー)」
このイントロが弾けたらネタになりますね♪
2小節のフレーズを覚えましょう!
[必須テクニック]
・ゴーストノート
・左手アタックミュート
・スライド
・16分3連符
[演奏ポイント]
・1小節ごと分けて覚える
・2小節目の左手アタック&ゴースト&プル
・3拍目からのポジション移動
・最後はスライドを使った下降フレーズ


ライブごとにフレーズが少し違うんだ。
色々聴いてみてね♪
●Power(パワー)
ドアタマからいきなりの32分音符ダウンアップが炸裂!
「Power(パワー)」
こちらも2小節のフレーズでネタになります♪
[必須テクニック]
・ダウンアップ奏法
・コード奏法
・ダブルプル
・32分音符のリズム
[演奏ポイント]
・右手:1拍目のコードは4弦親指, 1,2弦をダブルプル
※Bm7のコードトーン
・左手:4弦を親指, 1,2弦を人差し指で押さえる
・ダウンアップでペンタトニックを下降

この曲は、筆者が人生で初めて聴いたマーカスの曲です。
ぶっ飛びますよね(笑)

コードは人差し指1本でセーハする押さえ方もあるよ♪
後は、人差し指, 薬指, 小指の組み合わせも。
※コード奏法についてはこちらの記事で→ベースのコード奏法のやり方♪
※ダウンアップ奏法についてはこちらに記事で→ダウンアップ奏法のやり方♪
●Detroit(デトロイト)
シンコペーションで始まるイントロが印象的。
「Detroit(デトロイト)」
1回し目と2回し目で少しフレーズが変わります。
[必須テクニック]
・32分音符のサム&プル
・32分音符のダウンアップ奏法
・シンコペーション
[1回目演奏ポイント]
・カウントの16分音符ウラからプルで入る
・ゴースト+ウラ拍アクセント

[2回目演奏ポイント]
・1小節目:ゴースト+32分音符サム&プル
・2小節目:32分音符でダウンアップ
・4小節目は小指でスライドアップダウン


プルの後にすぐ親指を低音弦に戻す動きを意識。
2つを続けてどうぞ!
↓


●Bruce Lee(ブルースリー)
ベースと他の楽器が掛け合いする。
「Bruce Lee(ブルースリー)」
[必須テクニック]
・ダウンアップ奏法
・チョーキング
・16ビートのシャッフルリズム
[演奏ポイント]
・2拍目に軽くチョーキングをかける
・ペンタトニックで下降するダウンアップ
・16分のハネたリズム


よく聴くとチョーキングで微妙に音程を上げてるんだ♪
これがマーカス節♪
※チョーキングの練習はこちらで→チョーキングのやり方解説♪
●Frankenstein(フランケンシュタイン)
ギタリスト”エドガー・ウィンター”のカバー曲。
「Frankenstein(フランケンシュタイン)」
[必須テクニック]
・幅広いポジション移動
・ハンマリング&プリング
[演奏ポイント]
・軽いタッチのサムピング
・2小節目スライドとハンマリング,プリングを滑らかに~
・32分音符のハンマリング、プリングは力まずに~
・ライブでは軽く歪ませて演奏♪

↑
このフレーズをライブでは、指弾きで演奏する場合もあります。
ソロ後のフレーズもかっこいいです。
運指練習も兼ねてチャレンジしてみましょう♪
↓


マイナーペンタトニックの形を把握してると動きやすいよ♪
※参考記事→ペンタトニックの使い方♪
●Come Together(カムトゥギャザー)
ビートルズのカバー。
「Come Together(カムトゥギャザー)」
[必須テクニック]
・スライド
・ダブルプル
[演奏ポイント]
・ハイポジションへスライドアップ
・人差し指でセーハ
・1,2弦をダブルプル


ポジション移動をしっかりするのと、1,2弦を人差し指でセーハできるように練習♪
イントロ後のメロディにもチャレンジ!
↓
[演奏ポイント]
・1弦をプル
・2弦を親指
・ハンマリング&プリングの3連符

※ポールマッカートニーのフレーズはこちら→ポールのベースライン紹介♪
●Scoop(スクープ)
トリッキーなアイデアを取り入れたフレーズ。
「Scoop(スクープ)」
[必須テクニック]
・ダブルプル
・32分音符のハンマリング&プリング
[演奏ポイント]
・2拍目は、2弦プル→1弦サム
・3拍目は32分音符のハンマリング→プリング→プリング


サム→プルの順番じゃないところがポイント。
プルからじゃないとこのニュアンスがでないんだ。
この曲のイントロは32分音符のタッピングをしています。
チャレンジしてみてください♪
↓
[演奏ポイント]
・左手人差し指→薬指で4弦3弦をハンマリング
・右手人差し指→中指で2弦1弦をタッピング

↑
って、ムズカしいわ!
●Rampage(ランペイジ)
怒涛のダブルプル&ハンマリングは、まさに”激怒”
「Rampage(ランペイジ)」
[必須テクニック]
・ダブルプル
・2弦同時のハンマリング
[演奏ポイント]
・右手:1,2弦を人&中で同時にプル
・3拍目ウラのスライドは小指で3フレットあたりから
・2小節目:チョーキング(ベンド)のアップダウン→プリング


1小節目のゴーストからスライドで上がる部分がウネりを出してる♪
後半はこんな感じです。
↓
[演奏ポイント]
・右手:1,2弦を人&中でプル
・左手:1,2弦を人差し指でセーハ
・左手:小指で1,2弦を同時にハンマリング
・4小節目:左アタック→右ゴースト→プルの順

2つを続けてどうぞ!
↓


●Rio Funk(リオファンク)
ギタリストの”リー・リトナー”との共演。
「Rio Funk(リオファンク)」
[必須テクニック]
・チョーキング
・スタッカート
[演奏ポイント]
・2弦もサムピング
・ウラ拍プルのアクセント
・チョーキングのアップダウンをかける


2弦もサムを使ってるよ♪
全体的にスタッカート気味で弾こう!
●Blast(ブラスト)
エスニックなメロディを演奏する。
「Blast(ブラスト)」
[必須テクニック]
・32分音符でハンマリング&プリング
・ドロップDチューニング(4弦を1音下げる)
※ドロップDはこちらの記事で→ドロップDのやり方♪
[演奏ポイント]
・弦移動を練習
・4拍目はサム→プリング→サム→ハンマリング
・4小節目は32分音符のハッマリング&プリング

後半のメロディはこんな感じです♪
↓
[演奏ポイント]
・ウラ拍を弾かずにプリングorスライドで滑らかにつなぐ
・スライド下降フレーズは正確なポジションを把握


4弦の開放弦でDを使えるようにチューニングを変えているんだ。
●Panther(パンサー)
スラップではないけど、指弾きのメロディにチャレンジしてみましょう♪
「Panther(パンサー)」
[必須テクニック]
・指弾き
・ピッキングハーモニクス
ピッキングハーモニクスは親指を弦に軽く当てて人差し指でピッキングする奏法です。
↓

※マーカスは中指でピッキングをする
[演奏ポイント]
・ハイポジションのメロディ
・2弦14フレット, 1弦12フレットをピッキングハーモニクス
・ジャズベの場合、フロントピックアップを軽くしぼった音色
・伸ばす音はビブラートをかける

※音源のベースには”リバーブ”というエフェクトをかけています。

ネックよりでピッキングして強弱をつけてるよ♪
フレットノイズをあえて出すと近いニュアンスになる。
※ハーモニクス奏法はこちらの記事で→ハーモニクス奏法のやり方♪
※ビブラート奏法はこちらの記事で→ビブラートのやり方♪
マーカスミラーのフレーズ集〜まとめ〜
ということで「マーカスミラーのフレーズ集」でした!
とりあえず「全部ムズカシイわ!!」ですね。。。
マーカス先生のフレーズは、細かいテクニック,リズム,アイデアが詰まってます。
基本的なサムピングとプルはマスターしておいて、その他習得したいテクニックは?
・ダウンアップ
・ダブルプル
・左手のアタックミュート
・32分音符のリズム感
・6連符や3連符の組み合わせ
など、マーカスのフレーズには、基本の中に小技が組み込まれています。
まぁ、最近のマーカスフレーズは手がつけられなくなってますけどね、、、
追いかけても、どんどん先に進んでいく。
それがマーカスミラー!
ってことで「マーカス節を鬼練習〜♪」
そんなマーカスも、
「あそこはこうしたかった。」
ということがあるらしい。
優れた作品でも、後から見返すと、
「もっとできた」となる。
あぁ〜
1億倍くらい練習しないとな。。。
また会おう♪







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