
ベースのオクターブ奏法は最近の曲では定番になってるね♪

Jpop, アニソン系, スラップでよく使われる奏法だよね♪
今回は「ベースでオクターブフレーズの練習」です!
”弦とびフレーズ”とも言われる”弦を飛び越えて音程を変える奏法”に特化して、フレーズ練習をしてみましょう♪
ベースラインの構築に役立ちます!
既存の曲も参考にするので、アーティストのフレーズも参考にしてくださいね!
タブ譜と演奏音源でチェックです♪
【今回のポイント】
・オクターブ奏法のやり方
・右手の弾き方
・左手の押さえ方
・練習フレーズ紹介♪
・アーティストのフレーズ集
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| タイトル | 内容 |
|---|---|
| オクターブ奏法〜右手の弾き方〜 | ・人差し指と中指の構え ・弦を飛びこえる |
| オクターブ奏法〜左手の押さえ方〜 | ・人差し指と小指 ・開放弦の場合 |
| オクターブの練習フレーズ | ・パターンの紹介 ・タブ譜&演奏音源 |
| アーティストのオクターブ奏法 | ・既存曲のフレーズ集♪ ・タブ譜 |
ベースのオクターブ奏法〜右手の弾き方〜
「オクターブ奏法」は「弦とびフレーズ」とも言われ弦を飛び越えた動きのフレーズです。
まずは右手(弦を弾く方の指)の動きを見ていきましょう♪
↓
①オクターブの音程を確認
②右手の構え
③動き/人差し指→中指
④動き/中指→人差し指

ポイントは
・弾く指の組み合わせ
・左手の指は決める
①オクターブの音程を確認
オクターブの音程を確認しておきます。
例えば「ド」の音のオクターブ上を指板とタブ譜で表すと?
↓

弦を飛び越えて2フレットずれたところが1オクターブ上の「ド」の音になります。
この関係が指板上のどこでも成り立ちます。

開放弦(ゼロフレット)は2フレットね♪
音は「ミ(E)」。
↓

②右手の構え
4弦と2弦のオクターブを弾く(ピッキング)右手の構えです。
↓

・4弦を人差し指
・2弦を中指
・ピックアップに親指
3弦と1弦のオクターブの構えはこちら
↓

・3弦を人差し指
・1弦を中指
・4弦に親指
親指は4弦の上に置くと弦のミュートができます。

ピッキキングの手順は逆はかなり難しいけど、、
フレーズによっては逆もあるんだよ!
↓

[4弦2弦の場合]
・4弦を中指
・2弦を人差し指
・ピックアップに親指
[3弦1弦の場合]
・3弦を中指
・1弦を人差し指
・4弦に親指

↑
ちょっと難しいけど、この構えも覚えておこう!
③動き/人差し指→中指
”アポヤンド奏法”で演奏します。
アポヤンドとは、「弦を弾いたあと手前の弦(親指)で指を止める奏法」
[4弦と2弦の組み合わせ]
・4弦を弾いたあと人差し指を親指で止める
・2弦を弾いたあと3弦で中指を止める


[3弦と1弦の組み合わせ]
・3弦を弾いたあと人差し指を4弦で止める
・1弦を弾いたあと中指を2弦で止める



中指が先のパターンの練習もしておこう♪
↓
④動き/中指→人差し指
・4弦を弾いたあと中指を親指で止める
・2弦を弾いたあと3弦で人差し指を止める


・3弦を弾いたあと中指を4弦で止める
・1弦を弾いたあと人差し指を2弦で止める



オクターブに行く前に同じ弦で2回ピッキングする時は、この動きになるよ♪
※後ほど練習♪
ベースでオクターブ奏法〜左手はしんどいけど、、、
次は左手の構え方を見ていきましょう♪
↓
①指の組み合わせ
②注意:同時に押さえない
③親指は真後ろ
①指の組み合わせ
左手の押さえ方は指の組み合わせが決まっています。
人差し指と小指”です♪
↓

[4弦と2弦の組み合わせ]
・4弦を人差し指
・2弦を小指
[3弦と1弦の組み合わせ]
・3弦を人差し指
・1弦を小指

12フレットくらいまでこの組み合わせで移動するよ!
②注意:同時に押さえない
注意は「人差し指と小指を同時に押さえない」ことです。
同時に押さえると最初に弾いた弦が鳴り続けて、低音がうるさく聴こえます⤵︎
なので、
・人差し指で押さえている時は小指を浮かせる。
・小指で押さえている時は人差し指を浮かせる。
↓


指を離すわけじゃないから注意ね!
重心の移動が大事♪
③親指は真後ろ
親指はネックの真後ろに構えます。

親指を後ろに持ってくると指が横に広がります。
正面から見てネックより上に出ると、指が広がらないので注意です!


手の構造上そうなるんんだね♪
ベースのオクターブ奏法〜練習フレーズ/タブ譜♪〜
ここからオクターブフレーズの練習をしていきましょう♪
①オクターブと休符
②同じ弦でポジション移動
③弦移動する
④16分音符を含むフレーズ
⑤開放弦のオクターブ
⑥レッチリ風フレーズ
⑦ジャミロクワイ風フレーズ
⑧スラップの練習は別リンクへ♪
①オクターブと休符
[フレーズのポイント]
・3弦3フレットに人差し指
・1弦5フレットに小指
・ピッキングは人差し指→中指
↓

4弦と2弦でも練習しましょう♪
・4弦3フレットに人差し指
・2弦5フレットに小指
・ピッキングは人差し指→中指
↓


休符では弦のミュートをしっかりできるように力を抜こう♪
②同じ弦でポジション移動
[フレーズのポイント]
・5→7→4フレットに人差し指
・人差し指と小指のオクターブの形を作る
↓

4弦と2弦でも練習しましょう♪
↓


人差し指の移動がしっかりできたら、小指はオクターブ上の音にくるよ♪
③弦移動する
[フレーズのポイント]
・左手の人差し指を先に移動させる
・小指は後から移動
・右手も4弦から3弦、2弦から1弦に移動
↓

ちょっと難しい弦移動の練習♪
↓
[フレーズのポイント]
・1フレットずつポジションを移動させる
・右手も1拍ずつ交互に移動


・押さえた弦にピッキングの指を合わせる意識
・右手は人→中の順
④16分音符を含むフレーズ
[フレーズのポイント]
・1拍目16分音符の部分は人→中でピッキング
・ウラ拍7フレットは人差し指でピッキング
・オクターブ上のピッキングが逆のパターン

[フレーズのポイント]
・符点8分音符と16分の組み合わせ
・ピッキングは人→中→人→人→中
・2小節目3拍目は3弦に移動
↓


ちょっとファンク系のフレーズとリズムだね♪
⑤開放弦のオクターブ
[フレーズのポイント]
・開放弦の時は弦に触れない
・2フレットを押さえる時、同時に開放弦をミュート
・ミュートは押さえる指以外

[フレーズのポイント]
・開放弦のオクターブ上は隣の弦の7フレットにもある
・開放弦に限り使えるフレーズ


基本はゼロと2フレットの組み合わせで覚えよう♪
⑥レッチリ風フレーズ
[フレーズのポイント]
・休符とハンマリングを使うフレーズ
・2つ目の音は7thの音
・ルート→7th→オクターブのフレーズ
・7→9のハンマリングは「人→小」でする
↓


1拍目の7フレットから7フレットの指は、「人→人」「人→中」
⑦ジャミロクワイ風フレーズ
[フレーズのポイント]
・シンコーペーションからの16分音符
・ピッキングは人→中、中→人どちらもOK
・ゴーストノートは左手で弦をミュートする
↓


音をしっかり切って16ビート感を出そう♪
⑧スラップの練習は別リンク
スラップのフレーズはオクターブを使うことが多いです。
スラップに特化した練習はこちらの記事で紹介しています。
→スラップ奏法のやり方♪

指弾きでオクターブの形をマスターしてからスラップに挑戦するのもありだよ!
ベースのオクターブ奏法〜アーティストのフレーズ集/タブ譜♪〜
オクターブのフレーズは、70年代のディスコブームあたりからよく使われるようになりました。
4つ打ちのダンスビートに乗っかる「ド〜ペ〜・ド〜ペ〜・」というパターンが流行りましたね。
そんなオクターブのフレーズをいろいろみていきましょう♪
スラップフレーズはオクターブがド定番なので、また別の記事で紹介します。
ここでは”指弾き”を中心で、アーティストのフレーズを紹介します♪
[邦楽アーティスト]
・SUN/星野源
・怪物/YOASOBI
・阿修羅ちゃん/ADO
・LOVEマシーン/モーニング娘。
・女々しくて/ゴールデンボンバー
・シャングリラ/チャットモンチー
[洋楽アーティスト]
・Virtual Insanity/ジャミロクワイ
・マイシャローナ/ザ・ナック
・Right on time/レッドホットチリペッパーズ
・Hot Stuff/ドナ・サマー
・Get Lucky/Daft Punk
SUN/星野源
●ベーシスト:ハマ・オカモト
●0:50秒〜


王道なオクターブフレーズ♪
ゴーストノートがファンク感を出したフレーズ♪
怪物/YOASOBI
●ベーシスト:打ち込み
●0:02秒〜


打ち込みのフレーズだけど、リズムに特徴のあるフレーズ♪
歪み系エフェクターを使うのもあり♪
阿修羅ちゃん/ADO
●ベーシスト:キタニタツヤ
●0:45秒〜


フレーズはサビの後半の部分ね♪
この曲はイントロもオクターブフレーズを使ってる♪
LOVEマシーン/モーニング娘。
●ベーシスト:TOCA
●1:54秒〜


ポジション移動が大きいフレーズ♪
しっかり次のポジションを把握しておこう!
女々しくて/ゴールデンボンバー
●ベーシスト:打ち込み
●1:11秒〜


打ち込みのフレーズだけど、バンドでカバーしたことがある曲♪
16連符が鬼だったね。。。
シャングリラ/チャットモンチー
●ベーシスト:福岡晃子
●0:31秒〜


5拍子が挟まるフレーズね♪
基本は8分音符のオクターブで弾ける♪
Virtual Insanity/ジャミロクワイ
●ベーシスト:スチュワート・ゼンダー
●0:53秒〜


スラップで演奏してるよ♪
Aメロは指弾きのオクターブフレーズを使ってるね♪
ジャミロクワイのフレーズはこちらでたくさん紹介→ジャミロクワイのベースフレーズ集♪
マイシャローナ/ザ・ナック
●ベーシスト:プレスコット・ナイルズ
●0:05秒〜


超有名なオクターブフレーズ!
イントロからずっとこのパターンね♪
Right on time/レッドホットチリペッパーズ
●ベーシスト:フリー
●0:15秒〜


鬼の16分連打だね!
このフレーズをマスターして弦移動が強くなったよ♪
Hot Stuff/ドナ・サマー
●ベーシスト:不明
●0:16秒〜


8分音符のパターンと16分音符のパターンが合わさったフレーズ♪
Get Lucky/Daft Punk
●ベーシスト:ネイザン・イースト
●0:16秒〜
※5弦ベースの演奏を4弦用に書き換えています


実際は5弦の低い音を使っているけど、4弦ベースで対応できるようにしてるよ♪
ベースでオクターブ奏法の練習〜まとめ〜
ということで「ベースでオクターブ奏法の練習」でした!
「弦とびフレーズ」と言われる、ベースではよく使われる動きをマスターできたでしょうか?
弦とびに限らず「弦移動」の観点からも大事な動きになります。
そして、スラップのフレーズにもつながります。
・左手は小指でオクターブ上の音を押さえるという重要な役割
・右手は”人→中”の順でピッキングする基本
・フレーズにより”中→人”の順になる応用
これらが合わさっていろんな弦とびフレーズができています。
アーティストのフレーズ集では、
・王道のオクターブ
・16分音符と休符を使ったファンクフレーズ
・鬼の16分連打のレッチリフレーズ
など、弦とびテクニックが満載の内容でした。
そして各アーティストは余裕で演奏しています。
テンポはゆっくりから始めて、左手の押弦に余裕が出るまで続けてください。
筆者は最初、左手がだるくなりましたが、続けているうちに慣れました。
”続ける”しかないです。
楽になる魔法はないです。
ってことで「オクターブはマスターしてね〜♪」
”余裕”はどこからくるのか?
”慣れ”である。
”慣れ”とは、
”いつの間にか”身に付くもの。
それが、いつなのか?
わからないが、
ちゃんと準備しておこう。
また会おう♪










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